03/12(水) 喜多・黒田・西嶋トリオ@<大塚GRECO

03/12(水) 喜多・黒田・西嶋トリオ@大塚GRECO に行ってきました。セットは以下、

1st Set:
01. 春 〜 (喜多直毅作曲、約4分)
02. 〜 吹雪 (喜多直毅作曲、約7分)
03. Ondine - 水の精 - (黒田京子作曲、約10分)
04. 西日 (西嶋徹作曲、仮タイトル、約7分)
05. Quartier Latin (喜多直毅作曲、約5分)
06. 向日葵のおわり (黒田京子作曲、新曲:2回目、約11分)

約53分

2nd Set:
07. "Calendario Do Som - 音のカレンダー -" 9/21 ( By Hermeto Pascoal、約7分)
08. Women's Dance ( By Milcho Leviev、約12分)
09. ふるさと (喜多直毅作曲、新曲:初演、約6分)
10. A Serpente (西嶋徹作曲、約8分)
11. ホルトの木 (黒田京子作曲、約12分)

Encore:
12. Moon River ( By Henry Mancini、約5分)

約61分

Member:
黒田京子(pf)
喜多直毅(vn)
西嶋徹(cb)



待ってました!10ヶ月ぶりの復活、喜多直毅さん、黒田京子さん、西嶋徹さんのトリオのライヴです!昨年3月に、@大泉学園 in "F" でトリオ結成ライヴとも言える初組み合わせのライヴを行い、続いて5月にもその第二段を行っていながら、その後全く音沙汰のなくなってしまったこのトリオ、結果的にはこのトリオを母体とし、喜多直毅六重奏団(喜多直毅(vn)、向島ゆり子(vn)、会田桃子(va)、翠川敬基(cv)、西嶋徹(cb)、黒田京子(pf))というトンでもないユニット(こちらも全く持って奇跡の大安売り的未曾有のユニット)も立ち上がるのですが、だからと言ってこのトリオのみの演奏の価値が下がる訳でも、必要なくなる訳でもなく、何とか復活して欲しいなと思っていた折も折、実現しちゃった訳です。足を運ばずにいられることなどある筈もございません。

店内に入るなり、練習していらっしゃる喜多さんが見え、その手にはしっかりと先頃購入されたイタリアのオールドヴァイオリンが!これ、本当に音色が素晴らしくて、喜多さんがライヴでこれを持ってきて下さっていると、それだけで、ついつい笑顔がこぼれてしまう私です。先日、ホールで黒田さんと共に録音された際には、このヴァイオリンを使っていらしたそうで、こちらのリリースもまた楽しみです。

結果、本当に素晴らしいライヴでした、持ち寄ったそれぞれの楽曲の楽想を大切に真摯に描き上げた極上のライヴ、こういう繊細で豊かな音楽に浸る幸せは格別なもの、価値ある豊かな時間を過ごすことが出来ました。



n.p. 喜多直毅「VIOHAZARD」