03/05(水) 林・西嶋デュオ@大塚GRECO

03/05(水) 林・西嶋デュオ@大塚GRECO に行って来ました。セットは以下、

1st Set:
01. Ladies in Mercedes ( By Steve Swallow、約10分)
02. Crystal Silence ( By Chick Corea、約10分)
03. "Calendario Do Som - 音のカレンダー -" 9/21 ( By Hermeto Pascoal、約9分)
04. Con Alma ( By Dizzy Gillepsie、約9分)
05. Falling Grace ( By Steve Swallow、約8分)

約61分

2nd Set:
06. 田園都市線 (西嶋徹作曲、新曲:仮タイトル、約9分)
07. Flight for the 21st (林正樹作曲、約7分)
08. Minagi (林正樹作曲、新曲、約4分)
09. 僕と未来を繋ぐ星 〜 (林正樹作曲、約3分)
10. 〜 27光年 (林正樹作曲、約4分)
11. A Serpente - 蛇 - (西嶋徹作曲、約12分)

Encore:
12. Love Letter [To My Father] ( By Eddie Gomez、約8分)

約73分

林・西嶋デュオ Member:
林正樹(pf)
西嶋徹(cb)



林正樹さんと西嶋徹さんのデュオ、お互いの師匠同士のデュオ(佐藤允彦さんと井野信義さんのデュオ)をも想起させる若手最強デュオ!、御二人とも超がつく程の売れっ子同士、なかなかスケジュールを合せられないこともあってか、ここのところはめっきり活動機会が減っていて、ほぼ七夕デュオ(年1)化しつつありますが、その1回を堪能すれば次の1年を首を長くしつつも待つことが出来る程の至極の音楽を奏でて下さいます。前回は、昨年の 5/23、場所は同じくここ大塚GRECO、10ヵ月弱ぶりとなります。この御二人が一緒に音を織り成す機会は多くありますが、この御二人のみのデュオでこそ実感できるこの呼吸の合い方、生み出されるサウンドの一体感と肌触りは半端ではなく、時として一卵性双生児なのではと思えるほど。お互いに大好きな、静謐なアコースティックの響きを大切にし合い、それを最大限活かしきるこのデュオ、そして今や葉加瀬太郎バンド、綾戸千絵バンド、小野リサバンド、小松亮太カルテット、木住野佳子トリオという大御所バンドに同時に在籍し、かつ森、Nervio、East/Rock/Wood、クアトロシエントス、STEWMAHN というこれからの台頭が期待される新世代バンドにもまた同時に在籍する西嶋徹さんが、その活動中、唯一自ら MC とイニシアチヴをとって下さるのは基本このデュオだけなのです。その演奏機会を外すことなど出来よう筈もありません。


結果、やはり濃厚濃密な至極の音楽にタップリと浸らせていただくことが出来ました。前半は御二人持ち寄りの他人の曲、後半は御二人のオリジナル曲といった形、西嶋さんの新曲をこのデュオで聴くことが出来る、これ以上の幸せが世の中に存在するとはとても思えません。堪能させていただきました。



n.p. 林正樹・西嶋徹「Passage」