04/02(月) 田中・林・吉見セッション@大泉学園 in F

04/02(月) 田中・林・吉見セッション@大泉学園 in F に行って来ました。セットは以下、

1st Set:
01. 即興1 (田中 ts、約11分)
02. 即興2 (田中 ts、約11分)
03. 即興3 (田中 ss、約12分)
04. 即興4 (田中 ts、約5分)

約44分

2nd Set:
05. 即興5 (田中 ts、約8分)
06. 即興6 (田中 ts、約10分)
07. 即興7 (田中 ss、約10分)
08. 即興8 (田中 ts->ss、約13分)

Encore:
09. 即興9 (田中 ss、約8分)

約54分

Member:
田中邦和(ts,ss)
林正樹(pf)
吉見征樹(tabla)



田中邦和さんと林正樹さんは、2/8 に@東京医科歯科大学にて初顔合わせが済んでおりますが、吉見征樹さんを加えたトリオとしては初組合せと成りますね。前回の@東京医科歯科大学でのデュオが素晴らしかったですし、そこに吉見さんが加わって、どのような化学変化を見せるか、とても楽しみに足を運ばせていただきました。

出ました!個人的には久しぶりの田中邦和さんの黒檀テナー、前回の林さんとのデュオの時は黒檀テナー使っていらっしゃらなかったですので、何か思うところあるのでしょうか、おまけにソプラノも持って来て下さってます!おぉ、SOH BAND 的展開もあり得るのかとこの時点から興味津々、前回のデュオは、演奏の膨らませ方、展開が半端なく多岐に渡るとは言ってもそこはスタンダード曲中心の演奏でしたし、今回はタブラ奏者の吉見征樹さんが加わることもあって期待はしていたのですが、その奏でられた音楽自体が全く持ってボーダレス、全篇即興演奏、各演奏10分程度でまとめ上げるのですが、そのサウンドの構築性のあまりの見事さに心奪われました。それでいながら、各演奏とも同じメンバーで演奏したとは思えない程、結果的なサウンドの色合いが違っていまして、まるで楽器編成同一トリオ編成決めによるバックグランドの違った組の見事な楽曲演奏を聴いている印象を受けました。ジャズあり、ファンクあり、現代音楽あり、プログレあり、民族音楽あり...、何なのでしょう、この御三方の懐深さは!

各演奏の中でも、構築性は高いながら三者三様のアプローチとサウンドにて、まるで万華鏡のように多彩に、そして瞬時にシーン転換していく/させていく様は見事というより他はなくて、茫然とその音楽の在り方を追ってただひたすら受け入れる以外に何も出来ませんでしたね、素晴らしい演奏、心の底より堪能させていただきました。



n.p. SOH BAND「A Whole Lotta Crybabes」