02/23(金) 鬼怒・沖デュオ@大泉学園 in F

02/23(金) 鬼怒・沖デュオ@大泉学園 in F に行って来ました。セットは以下、

1st Set:
01. La Pasionaria ( By Charlie Haden、鬼怒 solo、約9分)
02. Una manana en Bolivia - ボリビアの朝 - (沖仁作曲、Alegrias、沖 solo、約5分)
03. Fuente y caudal, partituras - 二筋の川 - ( By Paco de Lucia、約7分)
04. Soul Kite (鬼怒無月作曲、約9分)
05. Manha Do Carnaval - 黒いオルフェ[カーニバルの朝] - ( By Louiz Bonfa、約7分)

約53分

2nd Set:
06. La lluvia limpia el aire (沖仁作曲、Guajiras、約7分)
07. Grass Harp (鬼怒無月作曲、約9分)
08. Three Colors of the Sky (鬼怒無月作曲、約6分)
09. Fantasma沖仁作曲、Buleria、約10分)

Encore:
10. Minor Swing ( By Django Reinhardt、約6分)

約54分

Member:
鬼怒無月(g)
沖仁(g)


遂に実現した本ライヴ!昨年末に大成功を納めたギターサミット@銀座王子ホールのギタリスト3人中(鬼怒無月さん、沖仁さん、木村大さん)の濃いトコロ2人にて純粋に御二人のみの初デュオによるライヴです。これに期待をかけるなと言うのが無理なお話、結果ハイパー・ウルティメイト・ギターワールド大爆発!昨年末のギターサミットがこのライヴの伏線に過ぎなかったことが、このライヴを現場にて体感して下さった方には理解いただけるかと思います。現場に足を運べなかった皆様、残念でした。

この御二人は、当然ながら互いに高い次元の表現世界を持っていらっしゃり、それだけでもそれぞれに至高の芸術と思えますが、既存の枠、ジャンルを打ち破り、より広い表現世界を築いて行こうとされる姿勢、常にストイックに磨き続けるギター修行僧のような佇まいに共通性があり、御二人の個性豊かなサウンドそのもの同士も相性が凄まじく良いと思っておりましたが、果たして純粋デュオの形にて、相互に高めあう表現が、既定のギター表現の壁など木っ端微塵に吹き飛ばしてしまい、未曾有のギターワールドが構築されていたと心の底から実感させていただきました。それは後半に進むに連れ、よりその相互作用が大きく、表現が信じられないことにリアルタイムに拡大深化してゆくさまに、茫然自失で体全体を耳とし、ただただ受け入れる自分がそこに在りました。


御二人、本ライヴを企画実現して下さった in F マスター、全ての関係者とこの場を共有させていただいた観客の皆様に感謝を捧げます。ありがとうございました。



n.p. 沖仁「Nacimiento[ナシミエント]〜誕生〜」