01/15(月) Warehouseと柳原/カブサッキ・セッション@Superdeluxe

01/15(月) Warehouseと柳原 / カブサッキ・セッション@六本木 Superdeluxe に行って来ました。先ずはセットから、

Warehouse と柳原:
01. 自転車道路まで (柳原陽一郎作詞・作曲、高良 vib、約9分)
02. 二人ぼっち (高良久美子作曲・柳原陽一郎作詞、高良 vib、約4分)
03. 19の嫁 (柳原陽一郎作詞・鬼怒無月作曲、高良 dr、約3分)
04. Hallelujah ( By Leonard Cohen、高良 vib、約6分)
05. Good night honey高良久美子作曲、Warehouse Trio、高良 vib、大坪 2rec->b->2rec、約6分)
06. あえて旅人 (柳原陽一郎作詞・作曲、高良 vib、約7分)
07. GTI 16v (柳原陽一郎作詞・作曲、高良 dr、約7分)
08. 好きな顔 (大坪寛彦作曲・柳原陽一郎作詞、高良 bunbaka、柳原 vo&pianica、約6分)

約56分

Warehouse と柳原 Member:
柳原陽一郎(vo,pianica,cazoo)
鬼怒無月(g,cho)
(g は Vanzandt 鬼怒無月 signature Stratcaster)
大坪寛彦(b,rec,cho)
高良久美子(vib,dr,cho,bunbaka,etc.)


カブサッキ・セッション:
01. 即興 (約41分)

約41分

カブサッキ・セッション Member:
Fernando Kabusacki(g,effect)
勝井祐二(vn,effect)
中村弘二(g,key)
迫田悠(VJ)


先ずは Warehouseと柳原からスタート、大坪さんのアルコサウンドが静かに深く広がり、鬼怒さんの絶妙のアブストラクト・カッティングが音像の輪郭を整える、行き成り驚きの「自転車道路まで」でオープニング、高良さんの Bell を契機とするように場面が展開し、大坪さんのベースランニングがサウンドのコアを担う、柔らかく、優しく柳原さんのヴォーカルが入ってくる。平行してメロディを支え、横から囁きかけるように絶妙のヴォイシングで鬼怒さんのギターが沿いつつ、高良さんのヴィブラフォンが多層的に美しくサウンド全体を膨らませる。更に鬼怒さんと大坪さんのコーラスを伴ない、美しく、切なく、そして優しく柳原さんのヴォーカルが聴き手の心を直接包み込んでくる。

行き成りの素晴らしき Warehouseと柳原の演奏なのに、続く MC は何故か鬼怒さんの禁煙ネタ、一体このギャップは何なのでしょう?続く曲は「二人ぼっち」、またまた素晴らしい演奏ながら、この曲を挟んで再び鬼怒さんの禁煙ネタ MC 禁断症状編、割と Warehouseと柳原のライヴでは鬼怒節 MC は控え気味なので、それを敢えてのこのギャップには驚かされつつも、音楽が素晴らしければ何でも許されるとふと思う。ただ同時に、今回の場合のような対バンのあるイベントでは、他のバンド目当てで足を運んで、間接的に Warehouseと柳原の音楽に触れたお客さんに音楽以前のところで尻込みさせない為にも、控えていただきたい気持ちもありますね。

続いて「19の嫁」、Warehouseと柳原の嬉しいところの一つとして、高良さんのドラムスを聴くことが出来る!が有りますが、この曲では高良さんがしっかりとドラムセットに着いて下さいます。高良さんのドラムス、個人的にかなり好きです、歌モノドラムのツボ突きまくりの印象で、どうリズムコーディネートすれば、それぞれの特徴あるヴォーカルが引き立つかを熟知、実践できている気がしますね。特に、ヴォーカル特徴度(?)の高い Warehouseと柳原では欠くことの出来ない重要なポイントとなっていると個人的には思っています。柳原さんはアドリヴで「ジャズはやめとけ」等のフレーズを差し挟み、果敢に鬼怒さんを攻めます(注*柳原さんの認識の中では鬼怒さんは”ジャズの人”なのです)演奏後の MC ではこのことで紛糾、鬼怒さんの締めは「ミュージシャンの嫁になるんだったら、嫁が働け!19才で若いんだから当たり前!」に、柳原さん「もう止めましょ、この話は」と降参宣言。

そして、何と続く曲は、Leonard Cohen の「Hallelujah」!これがまた素晴らしい演奏!今の柳原さんのヴォーカルの素晴らしい充実振りを物語る Jeff Buckley 版に勝るとも劣らない味のある「Hallelujah」でした、感動の余り聴いていて止め処なく涙が零れ落ちてしまいました。今後とも引続き Warehouseと柳原で演奏していただきたいところです。

続く「Good night honey」はインストで、Warehouse Trio での演奏、冒頭と締めの大坪さんの2本リコーダーが堪りません!

メドレーで続けて柳原さんの「あえて旅人」を Warehouseと柳原の演奏で!良い曲ですね、その良い曲の世界が、Warehouse Trio によって更に広げられた印象です。続く「GTI 16v」では、再び高良さんがドラムセットに着いて下さり、鬼怒さんの Rock 魂も炸裂!そして、最後には「好きな顔」にて締め括って下さいますが、何とここで高良さんはブンバカを使った演奏、嬉しい驚きでした。



また時間見つけて更新します。



n.p. Warehouseと柳原「LADIES AND GENTLEMEN!」