01/07(日) Pochakaite Malko、青木・会田デュオ

01/07(日) Pochakaite Malko@吉祥寺 Silver Elephant に行って来ました。セットは以下、

1st Set:
01. D.N.A. (荻野和夫作曲、2nd収録、約13分)
02. Ukraine (荻野和夫作曲: 1st収録、約5分)
03. 不整脈 〜 arrhythmia 〜 (桑原重和/荻野和夫作曲、1st収録、約5分)
04. dr solo 〜 5th element (立岩潤三作曲、2nd収録、約7分)
05. Lanka (荻野和夫作曲、1st収録、約6分)
06. Holy Mountain (荻野和夫作曲、1st収録、約5分)
07. G-13 (荻野和夫作曲、1st収録、約6分)

約55分

Pochakaite Malko Member:
荻野和夫(key)
桑原重和(b)
立岩潤三(dr)
壷井彰久(vn)


前回昨年7月15日の@沼袋 Sanctuary から6ヶ月、ミニアルバム「Doppelganger」発売記念ライヴ 〜邪悪な七草粥〜 という形で行われたポチャ久々のワンマン、そして@シルエレでのライヴ、これは外せないとばかりに足を運びました。連休の中日ながら、流石の満席、立見も出る盛況ぶり、その中奏でられる美しき音楽的構築美の世界、ライヴの冒頭は前回に続き禁断の「D.N.A.」での幕開け、世界にこの美しき音楽が日本発で存在する喜び、それを間近に体験できる幸せに酔うばかり、今世紀最初の偉大なるコンポーザー、荻野和夫さんが現 Pochakaite Malko の奇跡的メンバーを得て、初めて構築し得る未曾有の音楽世界、この音楽を真に理解し、喜んでくれるのは前世紀の偉大なるコンポーザー、Bela Bartok をおいて他にはないでしょう。この1曲だけでも私的には大満足でしたが、この後には嬉しい 1st 中心の選曲、改めて感じる Pochakaite Malko の表現世界の広大さ、深遠さ。この全てを感じ、理解し、楽しめというのは酷でしょう、Pochakaite Malko の真価をある程度正当に評価する為には人類にはもう少し時間が必要な気がします。来世紀に近づく頃、7, 80年後にでも評価の動きが出ることを期待します。最大の幸せは、その時点では実感出来ないというのが、人というもの、Pochakaite Malko の音楽は、ポピュラリティを得るには余りにも美し過ぎる。

恐らく、2nd Set では、ミニアルバムと 2nd Album 中心のセットになったと思われますが、1st Set 終了後に大泉学園に移動のため、中座させていただきました。


その後、大泉学園に移動。


01/07(日) 青木・会田デュオ@大泉学園 in F に行って来ました。セットは以下、

1st Set:

残り2曲時点で到着

08. La Casita De Mis Viejos - 我が両親の家 - ( By Juan Carlos Cobian、約5分)
09. Los Mareados - 酔いどれたち - ( By Juan Carlos Cobian、約3分)

約?分

2nd Set:
10. ロッカ・ボヘミア (約3分)
11. オルガドゴに捧ぐ (約3分)
12. Bailarina - 女性ダンサー - ( By Sonia Possetti、約3分)
13. Caminos Difusos ( By Ramiro Gallo、約4分)
14. Bailongo ( By Ramiro Gallo、約3分)
15. Oblivion - 忘却 - ( By Astor Piazzolla、約6分)
16. Chiquilin De Bachin - バチンの少年 - ( Song:Astor Piazzolla/Lyrics:Horacio Ferrer、会田 vo、約6分)
17. Christmas Eve (会田桃子作曲・さがゆき作詞、会田 vn&vo、w/t 北村 bn、約5分)
18. Escualo - 鮫 - ( By Astor Piazzolla、w/t 北村 bn、約3分)

Encore:
19. La Cumparsita - カーニバルの行列 - ( By Geraldo Hernan Matos Rodriguez、w/t 北村 bn、約5分)

約54分

Member:
青木菜穂子(pf)
会田桃子(vn,vo)

Special Guest:
北村聡(bn)


昨年末の青木菜穂子さんの 2nd Album「Buenos Aires, Mi Refugio - 私の隠れ家 -」発売記念ライヴ@南青山マンダラに足を運ばせていただき、現世界最高峰の Tango は、ブエノスアイレスにいても体験できるでしょうが、ここ日本の東京においても体験できるのだと実感させていただきました。その中核を為していた青木菜穂子さんと会田桃子さんのデュオ、それも今月末に青木さんがブエノスアイレス渡航されることから急遽渡航直前ライヴとしてブッキングされた本ライヴ、やはりこの価値ある機会、逃がす訳にはいかないということで足を運ばせていただきました。

1st Set の残り2曲時点で到着、その後聴かせていただきましたが、何と嬉しいことに各方面からそのバンドネオン演奏の素晴らしさを世界最高峰と絶賛されている北村聡さんが、帰省戻り途中にそのまま in F にバンドネオンを持っていらっしゃいました!そして、アンコール含む3曲にて、スペシャルゲストとして演奏に加わる!ここに次代の形、それも”日本の”という限定の付かない Tango の未来への楔が打ち込まれた印象で、間違いなくこの3人が中心となっていくことでしょう。一つのシーンが生まれた瞬簡に立ち会えた、そんな気がします。


また、機会を見つけて足を運びたいところです。


n.p. 青木菜穂子「Buenos Aires, Mi Refugio - 私の隠れ家 -」