09/21(木) くりくら音楽会 vol.1 @門仲天井ホール

09/21(木) くりくら音楽会 vol.1 〜ピアノ大作戦 平成十八年秋の陣〜@門仲天井ホール に行って来ました。先ずはセットから、

第一部 林・喜多デュオ:
01. Spirit of the Forest (林正樹作曲、約9分)
02. 吹雪 (喜多直毅作曲、約9分)
03. ラリる (林正樹作曲、50音シリーズ第4段、約5分)
04. 板橋区 (喜多直毅作曲、ご当地シリーズ1、約8分)
05. ジャパメンコ (林正樹作曲、約8分)

約48分

Member:
林正樹(pf)
喜多直毅(vn,vo)


第二部 黒田・平野デュオ:
01. 即興1 (平野 as、約8分)
02. 即興2 (平野 as、約5分)
03. 即興3 (平野 as、約7分)
04. 即興4 (平野 ss、約7分)
05. 即興5 (平野 as、約7分)

Encore 1:
06. 4人による即興1 (平野 as、約10分)

Encore 2:
07. The Single Petal of a Rose - 一片の花びら - 5th of The Queen's Suite ( By Duke Ellington、黒田 pf solo、約3分)

Encore 3:
08. 4人による即興2 (平野 ss、約11分)

約68分

Member:
黒田京子(pf,etc.)
平野公嵩(ss,as)


「くりくら音楽会」、この素晴らしい企画を主催されているのは、今年からオルト・ミュージックを掲げ、継続的なコンサート企画宣言をされている黒田京子さん、そのトップバッターとなる本企画、黒田さん自らも登場しますし、その対戦相手(?)として選んだのは、今をときめく林正樹さん!黒田さんはパートナーとして平野公嵩さんを指名し、それに応えるように林さんは喜多直毅さんを指名した結果、この夢の取り合わせ、黒田京子&平野公嵩デュオ vs 林正樹&喜多直毅デュオという衝撃の対戦が実現した訳です。これに足を運ばなければ音楽ファンにあらずの思いを抱きつつ勿論足を運ばせていただき、世界音楽史における一つのメルクマークの生き証人となる覚悟を決めて臨みました。

先ず冒頭にて黒田京子さんからのご挨拶があり、続けて林さん&喜多さんが呼び込まれ、第一部は林正樹&喜多直毅デュオからのスタートとなります。

情感たっぷりに、その溢れる情感が零れ出すようなタッチで、静かに柔らかく音を紡ぐ林さんのピアノにて歴史の幕が開く、静かに俯きがちにその音を全身で聴きつつ、ヴァイオリンを絡めて行く喜多さん、静かにゆっくりとその美しきメロディが現れてくる。1曲目は林さんの「Spirit of the Forest」、林さんがメインメロを奏で出したと思ったら、行き成り喜多さんが森の精に斬りかかるかのような鋭いフレージングで仕掛ける、林さんもしなやかに受けつつ、空かさず切り返す。この御二人の演奏に予定調和は一瞬たりとも存在しない、こんな刺激的な「Spirit of the Forest」は初めてです。

2曲目は、喜多さんのフリーキーなフレージングからスタート、喜多さんの「吹雪」


また、時間見つけて更新します。


n.p. 平野公嵩「ミレニアム」