09/04(月) 喜多・佐藤デュオ@シネマアートン下北沢

09/04(月) 喜多・佐藤デュオ@シネマアートン下北沢 に行ってきました。セットは以下、

01. 「オープニング映像」(2006年 喜劇映画研究会コンピレーション版、約3分)
02. 「ビッグ・ビジネス」(Big business 1929年 アメリカ、約19分)
 製作:ハル・ローチ、監督:ジェイムズ・ホーン、監修:レオ・マッケリー、出演:スタン・ローレル&オリバー・ハーディ
03. 「ベニスにおけるベビーカー競争」(Kid auto races at Venice 1914年 アメリカ、約7分)
 製作:マック・セネット、監督:ヘンリー・パテ・レアマン、出演:チャーリー・チャップリン
04. 「リバティ」(Liberty 1929年 アメリカ、約19分)
 製作:ハル・ローチ、監督:レオ・マッケリー、撮影:ジョージ・スティーブンス

約67分

Member:
喜多直毅(vn)
佐藤芳明(acc)


銀幕ランドスケープの3日目に登場するのは、喜多直毅さんと佐藤芳明さん、この御二人の仲の良さは誰もがよく知るところで、御二人が学生の時から15年に渡っての旧知の仲、でありながら本日のようなデュオ編成でのライヴと言うのは殆んど行われていないのではないでしょうか?かなり貴重なライヴであることは間違いありません、かつ無声映画に即興演奏を載せるというこれまた楽しみなシチュエーション、という訳で、下北沢に足を運んでみました。

私は会場となるシネマアートン下北沢は初めて足を運んだのですが、50席ぐらいのこじんまりとした小さな映画館で、古きよき佇まいのある種ノスタルジーを醸し出すとても居心地の好い映画館でした。そのスクリーンを挟んで両脇にマイクと、演奏者用の小さなモニターが設置されており、音響的にはデッドな空間で、出力先のスピーカは BOSE と言ったところ。開演予定時間を5分ほど回った頃、佐藤芳明さんがスクリーンに向って右側につき、前を横切る感じで左側に喜多さんがつきます。佐藤さんはモニター横に用意されたお茶のペットボトルを置きますが、喜多さんはビール、空かさず「先程まで喜多さんの方もお茶が用意されていた筈なのですが、いつの間にかビールになってますね、やる気があるんでしょうか?」と佐藤さん。

リラックスした雰囲気の中、先ずはオープニングの編集映像が流されます、お二人ともここでは演奏はせず、ちょっとしたコメントを挟みながら約3分の映像が終了します。

いよいよ本編、先ずは「ビッグ・ビジネス」、開始当初はお二人とも音を奏でずお互いに出方を伺うように沈黙の時を過ごします。頃合をみて喜多さんが先ずは軽快にロールするようにヴァイオリンを奏で始めますが、佐藤さんはその動きに呼応するでもなく悠然と喜多さんの出方を見据えた形で沈黙を守ります。そして、緩やかに柔らかく、極上のピアニッシモで演奏に加わります。


また、時間見つけて更新します。


n.p. 喜多直毅「VIOHAZARD」