07/01(土) 青木・会田デュオ@大泉学園 in F

07/01(土) 青木・会田デュオ@大泉学園 in F に行って来ました。セットは以下、

1st Set:
01. Los Mareados - 酔いどれたち - ( By Juan Carlos Cobian、約2分)
02. La Casita De Mis Viejos - 我が両親の家 - ( By Juan Carlos Cobian、約5分)
03. Flor De Lino - 亜麻の花 - ( By Hector Stamporni、約3分)
04. Milonga Triste - 悲しきミロンガ - ( By Sebastian Piana、約4分)
05. El Ultimo Cafe - 最後のコーヒー - ( By Hector Stamporni、会田 vo、約2分)
06. Chiquilin De Bachin - バチンの少年 - ( Song By Astor Piazzolla/Lyrics By Horacio Ferrer、会田 vo、約4分)
07. Corralera - 家畜の囲い - ( By Anselmo Aieta、約3分)
08. Oblivion - 忘却 - ( By Astor Piazzolla、約5分)
09. Escualo - 鮫 - ( By Astor Piazzolla、約4分)

約40分

2nd Set:
10. Flores Negras - 黒い花 - ( By Francisco De Caro、青木 pf solo、約3分)
11. カミノフ・ディフソス ( By Ramiro Gallo、約5分)
12. Bailongo ( By Ramiro Gallo、約3分)
13. ベーテデミ (ビルフリオ・エスポシド作曲、約4分)
14. Christmas Eve (会田桃子作曲・さがゆき作詞、会田 vn&vo、約7分)
15. Noche De Abril - 4月の夜 - (ソニャ・ポゼッティ作曲、約3分)
16. Sur - 南 - ( By Anibal Troilo、約4分)
17. Palomita Blanca - 白い小鳩 - ( By Anselmo Aieta、約3分)
18. Orgullo Criollo - 南米人の誇り - ( By Julio De Caro/Pedro Laurenz、約3分)

Encore:
19. Nocturna - 夜のミロンガ - ( By Julian Plaza、約3分)

約46分

Member:
青木菜穂子(pf)
会田桃子(vn,vo)


先月の青木菜穂子さんのアルゼンチンからの帰国記念ライヴ@南青山マンダラに足を運ぶことが出来なかったこともあり、この御二人の次代を担うタンゴデュオ@大泉学園 in F、以前より心待ちにしておりました。会田さんの MC にて発表されたのですが、前日に御二人でレコーディングを行ってらしたとのことで、青木さんが今回のブエノスアイレス滞在にて、本場のミュージシャンを伴なって録音されてらしたものと共に青木・会田デュオによる今回の録音3曲を収録するような形で、1st「tierra querida」に続く 2nd Album が制作され、秋頃には発売される予定とのことです。その3曲もしっかり演奏されてまして、言わば、本日はその収録時の雰囲気、アレンジに最も近い形で、最も早く音楽体験をさせていただいた訳で、非常に幸運な機会でありました。また、私は初めてなのですが何と会田桃子さんのヴォーカルをフィーチャーした演奏が3曲も体験できるという幸運にも恵まれ、貴重でありつつ、中身も当然のように素晴らしい演奏を十二分に堪能させていただきました。

青木さん、やはり素晴らしい、テクニックは元より申し分ない上に、しっかりとブエノスアイレスにて本場の最新のタンゴシーンの中で磨いて来たことにより、情緒豊かな表現力が更に増した感があります。この若き才能がより大きなタンゴ・ピアニストとして成長していく様子をリアルタイムで体感できるのはとても嬉しいことです。また、会田さんも節目節目の大きなコンサートをリーダーとして成功させてきて自信を深めた上に、ここで青木さんが持ち帰って来たブエノスアイレスの熱い風を受け、またよい形の表現に結び付けているかのようでした。初体験の会田さんのヴォーカル、素晴らしかったですね、どうやら実際にしっかりとヴォーカル・レッスンも受けていらっしゃったようで、バイオリン演奏でも感じさせるような艶やかな情感の織りこみの素晴らしさは、独特の、天性のものですね。この御二人のデュオの中に、次代のタンゴの一つの形が垣間見えたように思います。


また、機会を見つけて足を運びたいところです。


n.p. 青木菜穂子「tierra querida」