06/06(火) 鬼怒無月ソロ@大泉学園 in F

06/06(火) 鬼怒無月ソロ@大泉学園 in F に行って来ました。セットは以下、

1st Set:
01. 即興1 (約11分)
02. 即興2 (約6分)
03. 即興3 (約7分)
04. 即興4 ( w/t 松田 vo、約5分)
05. 即興5 ( w/t 松田 vo、約7分)

約45分

2nd Set:
06. 即興6 (約8分)
07. 即興7 (約19分)
08. サラエボよ、明日は… (ヤドランカ作曲、w/t 松田 vo、約7分)
09. 即興8 ( w/t 松田 vo、約11分)

Encore:
10. La Pasionaria ( By Charlie Haden、約16分)

約78分

鬼怒無月(gt)

Special Guest:
松田美緒(vo)


live image ツアーも終了し、久々の鬼怒さんのソロギターライヴ! 個人的には、いつもギターと言う楽器に無限の表現可能性があると教えてくれる素晴らしいギタリストであると認識しています。鬼怒さんは、昔から一貫してギター表現の可能性を追求し、実践し、前進の歩みを止めることがない。普段物静かで一見普通の人、だが一旦ギターを手にすると豹変し、あらゆる表現方向性に縦横無尽に広がり、その空間にあるべき音を瞬間の中に紡ぎ出す。

出てくる音は常に鬼怒色、クラシック、ブルース、ロック、ジャズ、フュージョン、演歌、民族、前衛、その他全ての表現手法を用いつつ、そのどれでも分けることの出来ない唯一無二のサウンドを生み出します。テクニック至上主義と誤解される事も多いですが、実際は表現の為にならない手法には只管背を向ける拘りの人というイメージで捉えています。ギター表現は巧みだですが、決して天才肌の人と言うイメージを感じることはありません、全てはその表現活動という場で、自らの身体を駆使しつつあるべき音と格闘し、身体に叩き込んで身につけたものというイメージですね。上っ面だけのテクニックなど消し飛ばしてしまうほどのピュアな魂の音を奏で続ける真摯な人、今この瞬間も更なる高みを目指して己の音を磨き続ける孤高のギタリスト、それが私の鬼怒無月像です。

そんな鬼怒さんの表現本質に最も純粋に近づくことが出来る鬼怒無月ギターソロ、その上、開催場所はトーキョーミュージックシーンそのものである大泉学園 in F。この組合せで悪い筈がありません。その上、何と前回、昨年のクリスマスに行われた鬼怒ソロにゲストで参加して下さっていた松田美緒さんが観客として観にいらっしゃっていて、このチャンスを逃がす鬼怒さんであろう筈も無く、しっかりと第一部2曲、第二部2曲のの計4曲で素晴らしいヴォーカルを披露して下さいました。松田美緒さんは、昨年の夏にビクターエンターテイメントから「アトランティカ」でデビューしたファドシンガーで、昨年11月に初来日を果たした現世界最高のギタリストとも言われる Yamandu Costa とも親交があり、実際にライヴでもゲストで2曲ボーカルを取った素晴らしき女性ファドシンガー(ちなみに、雑記では こう 書いてます)なのです。


また、時間見つけて更新します。


n.p. 鬼怒無月鬼怒無月ギターソロ」