04/26(水) 小森・翠川デュオ@大泉学園 in F

04/26(水) 小森・翠川デュオ@大泉学園 in F に行って来ました。セットは以下、

1st Set:
01. It's Tune (富樫雅彦作曲、小森 ss、約11分)
02. Hooveling ( By Dave Holland、小森 bcl、約9分)
03. 書き下ろしたモチーフによる即興 (小森慶子作曲、小森 bcl ) 〜 臥遊 (小森慶子作曲、小森 cl、約21分)
04. M4892 ( By Anthony Braxton、小森 ss、約7分)

約54分

2nd Set:
05. Castelo Delmondo (小森慶子作曲、小森 cl、約6分)
06. メッセージ (翠川敬基作曲、小森 cl、約11分)
07. Hind-2 ( Theme By Paul Hindemith、約9分)
08. seul-b (翠川敬基作曲、小森 bcl、約11分)
09. All Things Flow (翠川敬基作曲、小森 ss、約10分)

約67分

小森・翠川デュオ:
小森慶子(ss,cl,bcl)
翠川敬基(cv)



小森慶子さんと翠川敬基さんのデュオ、初めての組合わせです。勿論、共演としては、緑化計画へ小森さんがゲストで参加したり、逆に翠川さんが渋さにゲストで参加したりと言う形ではあるのですが、御二人だけのデュオとしては初めて。御二人のサウンドが共に好きな私としては夢のような組み合わせ、ただこの夢の実現は小森さんが自己のオリジナル曲をオリジナルユニットで磨き、本当の意味での小森サウンドが確立したところで、もう少し先の実現であることが望ましいかなと個人的には思っていたのですが、実現するのであれば足を運ぶしかない!と言うことでしっかり足を運ばせていただきました。

小森さんのクラリネットの音色は、温かみがあって優しく、そして力強い。実際、私が小森さんのサウンドに惹かれたのは、彼女の渋さにおける表現ではなく、黒田さんとのデュオにおけるクラリネットがきっかけです。ここには、今はまだ無い、存在しない”小森サウンド”の原石があるように思えるのです。モノクロームなセピアカラーで描かれる甘く、切なくウィットに富んだフランス映画、それが小森さんのクラリネットバスクラリネットで描かれる音楽世界の私的イメージ。

そんな小森さんと発酵大王道を歩む現在を生きるロマン派チェリスト巨匠中の巨匠翠川御大のデュオ、果たして。

ライブの幕開け1曲目は富樫さんの「It's Tune」から、


また時間見つけて更新します。


n.p. 黒田京子トリオ「Do you like B ?」