03/28(火) スズキイチロウ・カルテット@入谷なってるハウス

03/28(火) スズキイチロウ・カルテット@入谷なってるハウス に行ってきました。まずはセットから、

Opening MC & Member's Introduction (約3分)

01. I Drift (菊池俊行作曲、スズキ ag、小森 cl、約14分)
02. 〜 Number (スズキイチロウ作曲、スズキ ag、小森 ss->bcl->ss、約9分)
03. 〜 Hobo Brazil (スズキイチロウ作曲、小森 ss、約20分)
04. 〜 Round in cape (スズキイチロウ作曲、小森 ss、約8分)
05. 〜 Free Way II (スズキイチロウ作曲、小森 ss、約14分)
06. 〜 Missing(Child) (スズキイチロウ作曲、小森 bcl、約9分)
07. 〜 Far East (スズキイチロウ作曲、小森 ss、約13分)
08. 〜 Return (スズキイチロウ作曲、小森 bcl、約13分)

約103分

スズキイチロウ・カルテット Member:
スズキイチロウ(ag,eg)
小森慶子(ss,cl,bcl)
金子清貴(dr)
東保光(b)


言葉を失いました、スズキイチロウ・カルテット4ヶ月ぶりのライブは冒頭のイチロウさんの「え〜、先ずはお客にお願いと言うか注意がございまして、誠に勝手なのですが今日のライヴは二部制じゃなく一部でまとめてお送りします。一部にしたら飲み物の注文減ったじゃ無いかと怒られたら困りますので、自由に合図をするなりして飲み物を注文して下さい」「9時に出して等の時間予約も受け付けます」とリマ店長さん、そして音が奏で始められました、一部制どころの話ではなく、全編通して1曲、それも繋ぎも構成も練りに練られた完璧な1曲、約100分の夢のようなチェンバー・ジャズロック室内楽以上に研ぎ澄まされたオーケストレーション、溜息の出るような見事なアレンジ、豊か過ぎるほどに豊かな豊穣たる歌心の海、リリカルなパーセージの掛け合い、ウォーミーなアンサンブル、思わず見とれてしまう荘厳なる音像美、ここに、この瞬間にしか存在しない素晴らしい音楽、心行くまで堪能させていただきました。

今回、ほぼ1年ぶりのイチロウ4復帰の金子さん、益々パワーアップしたドラム、色彩豊かに描かれるリズムが素晴らしかったです。そして初の参加は、東保光さん、個人的には1年4ヵ月前のトリニテのライヴで魅了されたベーシスト、というよりはコントラバス奏者、オーケストレーション、アンサンブルにおける卓抜した技術と豊かな歌心、そして時折みせる驚きのアグレッシヴなアドリブ、何と佐藤芳明さんと学生時代にバンドを組んでらした&喜多直毅さんもよく学生時代から知っていらっしゃるとか、今シーンの注目を集める期待のベーシスト、やはり素晴らしかったです。


また時間見つけて更新します。


n.p. スズキイチロウ・カルテット「Far East -Live at Knuttel House-」