03/03(金) AUSIA@大泉学園 in F

03/03(金) AUSIA@大泉学園 in F に行ってきました、セットは以下、

1st Set:
01. Lost On The Way Home (足立宗亮作曲、約8分)
02. Vision That You Give (足立宗亮作曲、約12分)
03. Innocent Desire (足立宗亮作曲、約9分)
04. When That I Was A Little Tinny Boy ( From "12th Night" by W.Shakespear、足立 gt&vo、約6分)
05. Indian Rain (足立宗亮/一噌幸弘作曲、約13分)

約64分

2nd Set:
06. Magpie A Gigue (足立宗亮/一噌幸弘作曲、約11分)
07. Night Dance (足立宗亮/一噌幸弘作曲、約3分)
08. わにとかげ (足立宗亮作曲、足立 mandolin、約10分)
09. Spring Silky Shower Landscape (足立宗亮作曲、約4分)
10. Kasa Kasa (足立宗亮/一噌幸弘作曲、約19分)

Encore:
11. Housewarming in Alaska (足立宗亮作曲、約7分)

約70分

AUSIA Member:
足立宗亮(gt,vo)
一噌幸弘(笛)
壷井彰久(vn)



前回の下北沢 Lady Jane から1週間と間をおかずに、その上、3/3 桃の節句での開催となった@大泉学園 in F での AUSIA のライヴ、行ってまいりました。1曲目は、チューニングのような3者3様の抽象音から、意外にも柔らかい展開を見せ「Lost On The Way Home」から、やはり桃の節句を意識しての選曲か温かみのある柔らかい曲と演奏で緩やかに幕を開ける。かと思えば、2曲目にはいきなり「Vision That You Give」でガツンと横殴りを受ける、改めて実感する高いオリジナリティと優れた音楽性、世界に知らしめたい日本発の衝撃的音楽の姿、次々に演奏されていく珠玉の楽曲、衝撃の演奏、本日は相変わらずアグレッシヴな一噌さんが、4本同時吹き@わにとかげを披露したり、横笛となる能管や田楽笛とリコーダーを同時に吹く為にリコーダーの吹き口にストローを取り付けての2本同時吹き、変わった形のズルナ風単音系つの笛等を見せてくださいました。大好きな足立さんのヴォーカル曲は「When That I Was A Little Tinny Boy」1曲でしたがしっかり演奏して下さいましたし、この曲では一般的にはタブーなガットギターに思いっきり深いディレイをかけて演奏されてまして、その不思議な音楽表現に惹き込まれましたね、「わにとかげ」でのマンドリンも相変わらず素晴らしい!そして、体調悪そうなご様子でしたが、一旦弾きだすと留まるところを知らない怒涛の弾き倒しをみせる壷井さん、本日のソロも冴えまくり、弾き倒しまくり、素晴らしかったです。改めてこの3人が織り成す超絶的演奏の姿に触れると、この一つの究極的音楽の姿に心打たれますし、その音楽の素晴らしさに思わず平伏してしまいます。そんな究極的演奏の合間には、その音楽とは信じられない程ギャップを持った MC が、相変わらず展開されてまして、本日は遂に明かされた壷井さん AUSIA 加入の経緯と状況、壷井さんからは「この現代の日本では信じられないような人権侵害でしたね、あれは」と当時を振り返ってのコメントも登場してまして、対バンした際に楽屋(シルエレ!)で、一噌さんが入り口を固めて逃げられないようにし、足立さんが壷井さんを奥に押し込めて"勧誘"したそうです。お陰で、この素晴らしい音楽が生み出されているので、我々としては嬉しい限りですね。機会と興味をお持ちの方は、是非メンバーの皆さんのスケジュールをチェックし、この日本発の衝撃に是非とも触れて下さいませ。


n.p. 足立兄弟「銜石」