02/28(火) 宮野・伊藤・平松・喜多・仙道@新橋 SOMEDAY

02/28(火) 宮野・伊藤・平松・喜多・仙道@新橋 SOMEDAY に行って来ました。セットは以下

1st Set:
01. アストゥーリアス (アルベニス作曲、宮野・伊藤デュオ、約12分)
02. Juana Rubia(伊藤芳輝作曲、平松 vn、約10分)
03. Griot(宮野弘紀作曲、平松 vn、約12分)
04. 主権委譲 (宮野弘紀作曲、喜多 vn、約8分)
05. ゴジラ宮野弘紀作曲・編曲、オリジナルテーマ:伊福部昭、喜多 vn、約8分)

約58分

2nd Set:
06. Oblivion ( By Astor Piazzolla、約17分)
07. 甘い水 (伊藤芳輝作曲、約12分)
08. Crescent (宮野弘紀作曲、約12分)
09. Yesterday ( By Lennon/McCartney、宮野・伊藤デュオ、約7分)
10. 2012 (宮野弘紀作曲、約11分)

Encore:
11. Libertango ( By Astor Piazzolla、約10分)

約81分

Mamber:
宮野弘紀(g)
伊藤芳輝(g)
平松加奈(vn)
喜多直毅(vn)
仙道さおり(perc)



宮野さんと伊藤さんの半年に一回のセッション、前回に引続き喜多さんがゲスト参加されると言うことで足を運びました。お目当ては勿論、喜多さん&仙道さんの絡み、お二人の音の相性は抜群だと思うのですが、意外に共演機会が少なかったりしますので貴重な機会です。先ずは、宮野さんと伊藤さんがガットギターを持ってステージへ、お二人のデュオで幕を開けます、お互いに意識しあい、牽制しあいながら先ずは小手調べ、と言いつつかなり冒頭から力は入っていますね。そして本日のゲスト、まずは女性2人を呼び入れ、スパコネの曲「Juana Rubia」を演奏します。まあ、このメンツなら当然というレベルの高い演奏に仕上がっていた気がします。この辺ではなりを潜めつつも、時折顔を出す仙道さんの見事なリズムコーディネーション、アグレッシヴなアプローチには、思いっきり耳を持っていかれますね。そして、平松さんの持ってる優しさ(?)を込めていただく為と宮野さんの口説き文句で「Griot」の演奏を行い、平松さんがステージを降ります。遂に登場は喜多直毅さん!宮野さんから「バッチリ極めて、そのままアイスダンサーのようですね」とか突っ込まれてました。曲は宮野さんの「主権委譲」、テーマを引継いでいく様子を捉え、その当時のイラクの情勢からこのタイトルにしたそうです。ここで、行き成り喜多さん節爆発!主役は一応ガットギターのお二人、そしてこの曲は宮野さんのオリジナル、なのになのに一切お構いなし、トンでもないキメとフレージングで、独自の世界を築き上げます、それに呼応して、仙道さん、キレの良いセンス抜群のリズムで喜多さんを煽る、喜多さん見事に受けつつ仙道さんへ煽り返し、もうこの2人の丁々発止なやり取りが素晴らしく映えてました。主役の筈のお二人は、すっかり伴奏ギター2人と化し、終演後に「濃かったですねぇ、これが人気の所以でしょうね」と宮野さん。共演者キラーの喜多さん、仙道さんを呼んじゃったんで、これはしょうがないですね。


また、時間見つけて更新します。


n.p. 喜多直毅「Hypertango II」