11/30(水) 黒田京子トリオ@柏 Nardis

11/30(水) 黒田京子トリオ@柏 Nardis に行って来ました。先ずはセットから、

1st Set:
1. para cruces (翠川敬基作曲、約10分)
2. anohi (翠川敬基作曲、約13分)
3. It's Tune (富樫雅彦作曲、約11分)

約39分

2nd Set:
4. Valencia (富樫雅彦作曲、約17分)
5. seul-b (翠川敬基作曲、約10分)
6. All Things Flow (翠川敬基作曲、黒田 pf->acc、 約11分)
7. ガンボスープ (翠川敬基作曲、黒田 タンバリン->リコーダー-> pf、太田 duf->vn)
8. 〜 バカな私 (黒田京子作曲、約15分)
9. Waltz Step (富樫雅彦作曲、約11分)

約67分

黒田京子トリオ:
翠川敬基(vc)
太田惠資(vn,vo,duf)
黒田京子(pf,etc)


黒田京子トリオ 1st「Do you like B ?」 レコ発ツアー最終にして、5月に続いて2度目の柏ナルディス、勿論行って来ました。予約したお客さんの到着が遅れることを考慮してちょっと予定開演時間より遅めにスタート、黒田さんから太田さん、翠川さんの紹介があり、続いて太田さんから「本人はリーダーじゃ無いと言ってますが、リーダーの黒田京子ぉ〜!では、後の MC は黒田さん、よろしく」とのコールを受け、黒田さんが MC、1曲目は「para cruces」であることを告げ、この曲はレコーディング当日に翠川さんが持ってこられた曲で、この曲を含め 1st アルバム収録の半分近くの曲は当日に持ち込まれた/書かれた曲であるとのご説明、それでいてアルバムにおける”あの”完成度なのだから頭が下がります、改めて御三方に最(再)敬服といったところ。そして嬉しいことに本日もアンプを通さない”生”音即興演奏。ここで注意していただきたいのは、全ての”生”音が素晴らしいわけでも、全ての即興演奏が素晴らしいわけでもないこと。この海千山千の達人三者、音楽の女神ミューズに深く愛されているこの御三方だからこその”生”音の素晴らしさであり、即興演奏の”妙”であるということ。このトリオは、弦楽構成によるポピュラー、クラシック、ジャズ等のジャンルに捉われない独自の演奏活動を続ける Kuronos Quartet の更にその先を即興演奏手法を取り入れて進むと言う前人未踏の領域で活動を続ける恐るべきトリオで、本日はその最新最良のライブなのです!

その1曲目「para cruces」、もうこの頭の一音から夢のようなライブが始まっています。この弦楽ピアノトリオ構成であることを最大限に活かした、重厚かつ壮麗な響きと、毎回全くアレンジ、展開、構成が変わり、違う曲の様に感じられつつも、その度にこのアレンジ、展開、構成がベストであり、何十年も何百年もこの形で演奏されていると感じさせる見事なまでの完成度。その即興演奏のバリエーションだけでも何十、何百の名曲、名演奏が楽しめるという事実を思い起し、演奏に触れる度に音楽表現の持つ深遠なまでの奥深さに心震えます。


また、時間見つけて更新します。


黒田京子トリオの待望のアルバム、「Do you like B ?」、絶賛発売中です!お近くのライブに足を運んで購入されることをお進めしますが、勿論通販も下記、黒田さんが新しく起こしたページで取り扱われています。
黒田京子トリオのページ


n.p. 黒田京子トリオ「Do you like B ?」