12/02(金) TSUKI/ERA@三軒茶屋 Grape Fruit Moon

12/02(金) TSUKI/ERA@三軒茶屋 Grape Fruit Moon に行って来ました。セットは以下、

TSUKI:
01. 即興1 (約50分)
02. 即興2 ( w/t 鬼怒:ag、約13分)
03. 即興3 ( w/t 鬼怒:Strat、壷井:5-e-vn、約15分)

TSUKI Member:
Hans Koch (clarinet,sax,computer)
Paed Conca (bass,electronics,clarinet)
Margrit Rieben (acoustic and electronic sounds)

約79分

ERA:
01. Tono (壷井彰久作曲、2nd、鬼怒:ag、壷井:5-e-vn、約10分)
02. Steam Machine (鬼怒無月作曲、未収録、鬼怒:ag、壷井:5-e-vn、約10分)
03. Lavender Hill (壷井彰久作曲、旧タイトル:016、鬼怒:ag、壷井:5-e-vn、約8分)
04. Take me to your leader (鬼怒無月作曲、2nd、鬼怒:ag、壷井:5-e-vn、約5分)
05. Three Colors of the Sky (鬼怒無月作曲、新曲(初演)、鬼怒:ag、壷井:5-e-vn、約5分)
06. Haf (鬼怒無月作曲、2nd、鬼怒:ag、壷井:5-e-vn、約9分)

Encore:
07. crawler-A (鬼怒無月作曲、1st、鬼怒:ag、壷井:5-e-vn、約11分)

約68分

ERA Member:
鬼怒無月(ag は通常のガットギターで、2本を曲によって使分け:タムラミツル/ラミレス)
壷井彰久(5-e-vn は赤を基調とした5弦オリジナルエレクトリックバイオリン)



仕事の関係で会場に辿り着いたのは、19:10頃。既に演奏は開始されていますが、てっきり ERA の方が先かと思っていたら、TSUKI の方が先でした。3人で抽象的な音像空間を織り成しているのですが、当初思っていた以上に抽象的展開が中心でした。個々のフレーズとアプローチ、アプローチに即座に他の2人が反応する様は見事でしたが、場面、展開の繋がりがちょっと希薄で、個別の音だけではなくてこの即興全体を抽象化させ、音像場面や展開につながりを持たせずに聴衆の興味を引かせるような手法を取っていた印象で、ストーリー性や場面間の繋がりが無いので、逆に長時間の演奏でも飽きる事無く、楽しめたような気がします。そんな意味でも聴いているときには楽しめたのですが、今思い返してみても、個々の音像場面や展開が浮かんでこない感じです。3人での即興演奏は結局19:50まで続けてまして、開演予定時間の19:00から50分ほどの即興演奏だったと思いますが、かなり興味深い即興演奏でした。続いては、鬼怒さんが呼込まれ、3人+鬼怒さんによる即興演奏、鬼怒さんはアコギで挑みます。鬼怒さんも3人の即興演奏を聴いてらしたので、その方向性を尊重し、尚且つ鬼怒無月からのコントリビューションも十分に込められた即興演奏に仕上げていた印象で、13分の即興演奏を閉じます。予定には無かったと思いますが、更に壷井さんが呼込まれ、TSUKI + ERA によるコラボレーションとなります。鬼怒さんは Strat に持ち替え、壷井さんはいつもの赤のオリジナル5弦エレクトリック・バイオリンを用います。壷井さんは流石に時折、メロディアスなフレーズを差し込んできて、鬼怒さんもそれに合わせて、メロディアスなフレーズを差し込んできます。TSUKI の抽象音と ERA のメロディアサウンドが交じり合う様な独特の音像が演出されたこの即興3が、個人的には最も楽しめた印象です。

休憩を挟み、ERA の演奏です。冒頭 の MC にて、鬼怒さんから「昨日誕生日を迎えた、壷井彰久〜!、Happy Birth Day To You、パチパチパチパチ、ありがとうございます」とどんどん話を進行させ「今日は壷井君を拍手攻めに遭わせようと思いますのでよろしく」とその意図をイジメ風な口調で説明します。相変わらず愛情表現や感謝の表現が苦手な鬼怒さんと言った様な印象です。1曲目は「Tono」からスタート、


取り合えずここでアップします。また、時間見つけて更新します。


n.p. ERA「TOTEM」