10/01(土) 五人一首@六本木 Y2K

10/01(土) 五人一首六本木 Y2K に行って来ました。セットは以下、

01. 常闇回廊 (松岡/百田作曲、2nd収録、約2分)
02. ナレノハテ (松岡/百田作曲・松岡作詞、2nd収録、約9分)
03. 人媒花 (松岡/百田作曲・松岡作詞、2nd収録、約9分)
04. 赫い記憶 (松岡/百田作曲・松岡作詞、2nd収録、約20分)
05. 斜眼の塔 (松岡/百田作曲・松岡作詞、2nd収録、約7分)

Encore:
06. 無礙の人 (松岡/百田作曲・松岡作詞、2nd収録、約9分)

約60分

五人一首 Member:
百田真史 ..... Piano & Synth
松岡あの字 ..... Lead & Backing Ground Vocals, Throat & Guitar
原島淳一 ..... Drums
高橋史男 .... Lead Guitar
有我俊介 ..... Bass


本日は、五人一首主催「内視鏡世界 其の2」(五人一首レコ発記念)@六本木 Y2K と言うことで、対バンも凄まじく、JURASSIC JADEGIGATONWHEEL OF DOOMOUTBURST というメンツです。日本のヘヴィでラウドな Extreme 系の最高峰バンドが終結したかのようで、結果、当然ながら凄まじい事になっていました。
1st: OUTBURST
2nd: WHEEL OF DOOM
3rd: GIGATON
4th: JURASSIC JADE
5th: 五人一首
の順番だったようで、私は仕事の関係から、3番手の GIGATON からの参戦となりました。実は、久々の WHEEL OF DOOM もかなり楽しみだったのですが、間に合わなかったのはちょっと残念。恐らく素晴らしいライブを魅せてくれたことでしょう。GIGATON も JURASSIC JADE も相変わらず、凄まじい切れ味と音圧の大きさ、畳み掛けるような展開、どちらもかなり楽しめました。

5番手、トリとして登場した五人一首、百田さんは Key 3台、前面2台向って右手に1台、松岡さんいつもの7弦、竹装飾のマイクスタンドに E-Bow 準備、高橋さんもいつもの7弦に竹装飾マイクスタンド、百田さん後方にて有我さんいつもの5弦、定位置に原島さん不動の Rod Morgenstein 風セット、百田さんのエレピにより導入、2nd アルバム冒頭を飾る「常闇回廊」から松岡さんの「こんばんは、五人一首です」の挨拶を挟みそのまま「ナレノハテ」へ、やはり、ライブではこの人の独壇場とも言える原島さんのカチッとしたリズムコンストラクションと切れ味鋭いフィルを展開チェンジに巧みに活かしたドラミングが耳を惹きます。何故か Jazz 系のライブでお見かけする(観客としてですが、恐らくナスノさん好き)有我さんの渋いサポートランニングもバンドサウンドのグルーヴ創出と上ものの空間提供を邪魔することなく効果的に動き回ります。このリズム隊が、五人一首のライブパートを支えていると言っても過言ではないでしょう。勿論、流麗なエレピフレーズを随所に絡め、時折メロトロンでサウンドを底上げするかのように煽る百田さんも気合入りまくり、松岡さんも気合の入ったギターとヴォーカルを見せ、橘高風ギターでサウンドバリエーションを効果的に演出する高橋さんも流石のコントリビューション、かなりハイレベルなバンドサウンドに仕上がってました。松岡さんが MC にて5年間アルバム発売を待ってくれたファンへの感謝を述べ、続いて「人媒花」を持ってきます、ここでたっぷり松岡さんのエモーショナルなヴォーカルを堪能させつつ、後半の展開への見事な切り替え、やはり原島さんのドラミングが光っていました。再び松岡さんの MC にて本日参加した対バンへの想いを挙げつつ、「五人一首お決まりの嫌がらせです、帰らないで下さいね、まだ続きますので」の言葉に続き「赫い記憶」へ、この展開の凄まじい切替とハイテンションの長時間維持、展開させてもグルーヴを失わせないことは、五人一首と言えどもかなり難しいところですが、本日はかなり高いレベルで完奏できていたように感じました、やはりこの辺りも原島さんが支えている要素が大きく、改めて原島さんの存在の大きさを示した感があります、凄過ぎですね。そしてラストは「斜眼の塔」、ここでの百田さんのエレピ連打は、る*しろうの金澤さんを彷彿とさせ、その切れっぷりは見事と言った感じ、素晴らしい演奏で本編を締め括って下さいました。当然、それで収まりがつかないファンからのアンコール要請、2分ほど引っ張り、再度メンバーがステージに上がる。松岡さんの MC にて「今日は皆さん 2nd まるまる聴くことになりますね、無礙の人!」のコールでアンコール曲「無礙の人」へ、最後の最後までテンションの落ちない素晴らしいライブに仕上がってました。流石は歴代最強メンバーによる五人一首と言ったところでしょうか、次の 3rd はまた5年と言わず、もう少し早いスパンで出していただきたいところではあります。また、機会を見つけてライブに足を運びたいと思います。


n.p. 五人一首内視鏡的世界」