11/09(火) トリニテ@江古田 Buddy

11/09(火) トリニテ@江古田 Buddy に行って来ました。セットは以下、

1st Set:
「The Prayer〜祈り〜」
01. shezoo pf, 前田 vo, 林 ss, 松風 fl, 小森 b-cl, 東保 b, 約8分
02. shezoo pf, 林 ss, 松風 fl, 小森 b-cl, 東保 b, 約8分
03. shezoo pf, 林 ss, 松風 ts, 小森 b-cl, 東保 b, 約6分
04. shezoo pf, 前田 vo, 林 ss, 松風 ts, 小森 b-cl, 東保 b, 約5分
05. shezoo pf, 林 ss<->as, 松風 fl, 小森 b-cl, 東保 b, 約11分
06. shezoo pf, 前田 vo, 林 ss, 松風 fl, 小森 cl, 東保 b, 約12分

約56分

2nd Set:
「月の歴史」「神々の骨」
07. shezoo pf, 林 ss, 松風 ts, 小森 cl, 東保 b, 約9分
08. shezoo pf, 林 as, 松風 fl, 小森 cl, 東保 b, 約11分
09. shezoo pf, 林 as, 松風 fl, 小森 b-cl, 東保 b, 約8分
10. shezoo pf, 前田 vo, 林 as, 松風 fl, 小森 b-cl, 東保 b, 約5分
11. shezoo pf, 前田 vo, 林 as, 松風 fl, 小森 b-cl, 東保 b, 約10分
12. shezoo pf, 林 ss, 松風 fl, 小森 b-cl, 東保 b, 約11分

約60分


トリニテ Member
shezoo: pf
前田祐希: vo
林栄一: ss, as
松風紘一: fl, ts
小森慶子: cl, b-cl
東保光: b


念願の初トリニテ!堪能してきました。しかし、本当に豪華過ぎるぐらいに豪華な夢の3管、林さん、松風さん、小森さん、この御三方はそれぞれに独自のサウンドを持っていながら、3管として演奏する中で、巧みに溶け合い、対位し、相互に高め合う、その様はまさに三位一体を成しており、3人という小編成ながら、大編成のオーケストラにも匹敵するかのような表現の美しさ、深みを有しており、カッコ良さそのもの!とも言える素晴らしき演奏をみせて下さいました。その素晴らしき3管を包むような形で、印象派的に絡んでくる shezooさんのフレーズとタッチも絶品でしたし、ミューズに愛でられたかのような祐希さんの美しく深い憂いを帯びたヴォイスも、音像構築に多大な貢献をされてらしたように思います。そして、実際に聴く前はノーマークだったのですが、その着実かつ真摯で楽曲に対する愛がそのまま表現されているかのような東保さんの Uplight Bass(と言うか Contrabass と呼びたい)にもすっかり魅了されました。特に11曲目、最後から2番目に演奏された曲における Bow を用いつつ、グリスとビブラートを巧みに効かせた演奏の気高さと美しさには、もう完全に言葉を失いました。そんな素晴らしき演奏者を一同に介させる力を持つのが、shezooさんの書かれる楽曲です。これらの曲があって、初めてこの素晴らしき演奏者が集うとも言える構築美を有した楽曲で、トリニテの名前の由来ともなる「The Prayer〜祈り〜」「月の歴史」「神々の骨」の3部構成の連作組曲と言った体を成しているのですが、「生命」をテーマとしたその楽曲は、細部にまで拘られつつ、演奏者の織り込むそれぞれの「色」をものの見事にまとめ上げられる力を有しており、数限り無く幾重にも重ねられたそれぞれの「生命」の歴史と物語が、地球、太陽系、銀河規模で壮大に広がって拡散して行きつつ、実はこの組曲全体でひとつの「生命」と成っているかのような神秘的な構築美の中で昇華されている楽曲で、この素晴らしき楽曲と演奏者による「音楽」というか「生命」のたゆたいに触れた結果、個人的にはすっかり夢の中に生きる人間となってしまい、抜け出せなくなっています。また、再びこの素晴らしき「音楽」と出会える日を夢見つつ日々を過ごしたいと思います。shezooさんの M.C. によりますと、来年にはオーケストラとの共演で「月の歴史」を演奏されるそうですので、それまでは何があっても死ねなくなりました(^^); 興味と機会のある方は、是非とも共に正式な次回のライブの発表を楽しみに待ちましょう!