09/06(月) 梅津和時 KIKI Band @江古田 Buddy

09/06(月) 梅津和時 KIKI Band江古田 Buddy に行って来ました。セットは以下、

1st Set:
01. 8/13 (鬼怒作曲、新曲、鬼怒:str、早川:5-B、約10分)
02. 地上の月 The Moon on the Ground (梅津作曲、鬼怒:str、早川:5-B、約10分)
03. Thihai Songs (新井田作曲、鬼怒:str、早川:5-B、約11分)
04. 空飛ぶ首 Flying Head (早川作曲、鬼怒:str、早川:5-B、約6分)
05. IZUMOYA (梅津作曲、鬼怒:les、早川:5-B、約10分)

約51分

2nd Set:
06. 128 times (新井田作曲、新曲、鬼怒:str、早川:5-B、約8分)
07. 11人の刑吏 (梅津作曲、鬼怒:les、早川:5-B、約11分)
08. 発端は破綻 (梅津作曲、鬼怒:les、早川:5-B、約9分)
09. タイトル無し:新曲 No.2 (早川作曲、鬼怒:str、早川:5-B、約9分)
10. ビバ、中央線ジャズ (鬼怒作曲、鬼怒:les、早川:4-F、約8分)

Encore:
11. Vietnamese Gospel (梅津作曲作曲、鬼怒:str、早川:5-B、約9分)

約66分


メンバーは、梅津和時(as), 鬼怒無月(g), 早川岳春(b), 新井田耕造(dr) の4人、東ヨーロッパ/ロシア・ツアー前の最後の日本公演と言うことで、足を運んでみました。これで、次に凱旋ライヴに足を運び、その違いを堪能すると言うのが、楽しみだったりします。本日のライヴは、いつも以上に KIKI Band の男気溢れる逞しさにやられた感じでした。相変わらずの日本ジャズロック界最高峰レベル演奏はそのままに、1曲聴き終わるたびに汗がどっと流れ出るかのような熱い演奏を堪能させていただきました。観客としてもそんな感じですので、梅津さんが本日の1部2部通して1枚のシャツで行こうと思ったのに、汗びしょびしょになってしまって、2部は急遽普段着のTシャツ姿をステージで披露したのも納得の熱〜いライヴでした。鬼怒さんは何時ものようにストラトレスポールを持ってきて曲毎に使い分けていらっしゃいましたし、早川さんは、1部は黒い5弦(恐らく Ibaneze )で通していらっしゃいましたが、2部には、本編最後の「ビバ、中央線ジャズ」のために Fender Jazzbass 1978 を2部には準備されてました。あれっ、これは確か、奥さんのベースだったような...。新曲も期待通り持ってきて下さいましたし(鬼怒さんの「8/13」は恐らく8月13日に書いたのでしょう、新井田さんの「128 times」と聞こえた新曲は新ピに続いて2度目の演奏との事、早川さんの新曲 No.2 は相変わらずタイトル無しでした)、堪能させていただきました。何故か1部の後半ぐらいから、映画「ウォルター少年と、夏の休日」の Rovert Duvall 扮するハブじいさんを思い起しました。男ってものは、逞しく、力強く、常に前向きに困難に立ち向かっていくものだと演奏自体が熱く語っているように感じましたね。是非ともこの素晴らしいラスト・サムライ的な演奏を思いっきり東ヨーロッパ/ロシアの人々にぶちかまして来て欲しいものです。本日のアンコールは、そんな男の哀愁を漂わせた「Vetnamese Gospel」を持ってきて下さった辺りも感涙モノでした。あ、それと、鬼怒さんからお知らせがありました。鬼怒さんの演奏を古くから聴いている方は良くご存知だと思いますが、鬼怒無月とは当て字で、本名は、木戸夏樹さんです。サラリーマン時代、病欠を取ってライヴで演奏していらっしゃいましたので、本名では拙いだろうとの事で、鬼怒無月という当て字を使って現在に至っていらっしゃいます。JASRAC 等の著作権登録は、確か本名で登録されてた気がします。最近、良く質問されて一々答えるのが大変なので、広めて下さいとの御本人様からの MC にてのお願いがありましたので記させて頂きます。確か、10年前ぐらいのインタビュー等でも聞かれていらっしゃいましたので、本当に一々同じ事を答えるのが苦痛なのでしょうね。これをお読みの方は、よろしくご配慮下さいませ。と言う訳で、ご興味の向きは、是非とも次回(日本において)の凱旋ライヴ、10/12(火) KIKI Band @初台The Doors まで足をお運び下さいませ。


n.p. 梅津和時 KIKI Band「live at Moers Festival」