07/19(月) 渋さチビ〜ず@入谷なってるハウス

eiji002004-07-20

07/19(月)渋さチビ〜ず@入谷なってるハウスに行って来ました。セットは以下、

1st Set:
1. PA! (約45分、小森 as -> ss )
2. 火男 (約14分、小森 as )

約60分

2nd Set:
3. 行方知れず (約55分、小森 as )
4. 仙頭 (約3分、小森 as )

約60分


本日の渋さチビ〜ずは4人編成、不破大輔(b), 小森慶子(ss, as), 立花秀輝(as), 倉持”植木”整(dr) です。普段は余りチビ〜ずのライブには足を運ばないのですが、本日は、小森さんと立花さんのテクニシャン&耳の良さを前提とした受けの天才同士の競演をタップリと堪能することを楽しみにやって来ました。結果は大正解!素晴らしく充実した2時間弱の濃密な音楽空間を堪能してきました。余りに素晴らしかったので、お二人の延長戦を期待しつつ、7/20(火)の戸塚Gクレフにも足を運ぶことを急遽決めました。勿論、不破さんと倉持さんの素晴らしさも言わずもがなです。不破さんの「行方知れず」でのソロ、パガニーニカプリース風で凄まじいソロを見せつけて下さいました。倉持さんは、シンプルセットながら、相変わらず男気溢れる、キレの良いドラミングで魅了させてくれます。クラウチングのような体勢から、徐々にクレッシェンドさせていく時など、カッコ良過ぎで、思わず「植木!」(失礼)と叫びたくなります。あと、最近顕著に見て取れる小森さんが、不破さんと倉持さんに、「このリズムをよこせ!」と言わんばかりに音で要求する様もカッコ良過ぎですね。一瞬、お二人で顔を見合わせながら小森さんの要求通りのリズムを出す際の嬉しそうなお二人の笑顔も非常に印象的です。また、立花さんと小森さんは、かなり引用元の趣味が合うようで、コールアンドレスポンス的なフレーズの交換の際、小森さんの引用に、立花さんが「そう来たか!」とでも言わんばかりの嬉しそうな顔で、引用を返し、それに小森さんがまた嬉しそうに反応するといった感じで、お二人の深い音の会話が進行していきます。聴いているこちらも非常に楽しくお二人の音の会話に耳を傾け、惹き込まれてしまいます。それともう1つ、小森さんが 1st Set の2曲目で、間違って「Pちゃん」を演奏し始めたのですが、その堂々たる演奏に、メンバーの皆さんも、観客も呆気に取られ、でも不思議な音空間を維持させつつ演奏が続くので、小森さんの「仕掛け」だと皆が納得した頃、突然、小森さんが慌て出し、皆に謝ってらっしゃったので、そこで初めて間違いだとその場の全員が気付いたというハプニングがあったのですが、そんなハプニングも「新鮮だった」(By 不破さん)と感じさせるほどに演奏そのものが充実していたのです。そんな本当に聴きどころ、見どころに溢れた素晴らしき音楽空間、是非、機会と興味のある方は、メンバーの皆さんのサイトをチェックし、ライブ会場に足を運んでみて下さいませ。


n.p. 渋さ知らズ「渋旗」