06/15(火)渋さ知らズ@横浜エアジン

eiji002004-06-16

06/15(火)渋さ知らズ横浜エアジンに行って来ました。

本日の渋さは13人編成、片山広明(ts), 不破大輔(b), 中島さちこ(key), 関根真理(prc), 高岡大祐(tuba), 泉邦宏(as), 小森慶子(ss, as), 鬼頭哲(bs), 北陽一郎(tp), 辰巳光英(tp), 立花秀輝(as), 倉持整(dr), 大塚寛之(g) です。予定では室舘彩(fl, vo)も参加だった筈なのですが、お休みとなってしまったようです。個人的には、中規模編成で、この狭いエアジンの月例渋さが好きなのですが、ここ3回ほど片山さんがお休みで、今回は参加されると聞いて、喜び勇んで参りました。結果は、やはり片山さんがいらっしゃる中規模編成の渋さは最高!を再認識いたしました。素晴らし過ぎです!個人的には、日本人と生まれたからには、渋さのライブを聴かずに死ねるかっ!という思いが有りますね。万が一、まだ未体験だと言う方がいらっしゃいましたら、是非とも一度ライブ会場に足を運んで下さいませ、人生観が変わること、間違い有りません。で、ライブ自体はいつもの2部構成、1部2曲約55分、2部3曲約60分といった感じです。全編に渡って見所、聴き所づくしですが、敢えてピックアップしますと、片山さんの爆裂爆音ソロ&リリカルソロが堪りませんでした。特に圧巻は2部後半におけるソロでして、「サマータイム」〜「枯葉」と繋いだかと思うと「サティスファクション」〜「ダンス天国」に縦横無尽に繋ぎ、バンド全体も引き込んで吹き捲っていらっしゃいました。あと、小森さんの1部1曲目の ss でのソロも良かったですが、更に良かったのが1部2曲目の as ソロ、泉さんと立花さんが2人でデュオしているところにすくっと立ち上がってリズムアプローチを変えて絡み、この後リードしてソロへ持っていくところでは、余りのカッコ良さに鳥肌立ちまくりでした。でも、そこは流石に小森さん、その後、高岡さんとのデュオに発展し、コールアンドレスポンスで絡んでいる時、カッコ良くキメてきたイエローのサングラスがずり落ちてきまして、すっかり老眼のおじさん(おばさん?)状態に!必死で直して演奏に復帰するのですが、この辺りのコミカルな動きも小森さんならではですね。あと、2部後半の倉持さんのロールも素晴らしかったです、シンプルなセットにも関わらず、それを感じさせない凄まじい叩きっぷり、そのまま無いはずの Splash や Dry へのロールに発展させ、エアドラム状態となるコミカルな動きも堪りませんでした。また、この日は、アメリカで行なわれた Bonaroo Festival 観戦から帰国したばかりで、別人のように目を張らしていた中島さんの Fender Rhodes ソロも(観戦の影響からか)とても素晴らしかった気がします。メンバー紹介の時には、「”あの”中島さち子?」と言われたと不破さんがおしゃってまして、高岡さんが「数学の雑誌でコラム書いてる?」って補足を入れてました。ご存知の方も多いと思いますが、この中島さんは、日本が誇る数学の天才でして、数学オリンピックで日本女子選手として史上唯一金メダルを獲得した賢い Keyboadist 様なのです。北さん&辰巳さんのトランペットも相変わらず素晴らしかったですし、本当に見所、聴き所ばかりでしたね。また機会を見つけて足を運びたいと思います。


n.p. 渋さ知らズ「DETTARAMEN」