06/10(木) 大澤香織(p)、石川真奈実(vo)、小森慶子(ss, cl, b-cl)

06/10(木) 大澤香織(p)、石川真奈実(vo)、小森慶子(ss, cl, b-cl)@駒込♭5に行って来ました。

ちょっと時間が作れたので、けーこさんの Reeds の音色に会いたくて、駒込♭5に行って来ました。大澤香織(p)、石川真奈実(vo)、小森慶子(ss, cl, b-cl)の3人によるトリオで、同編成での宮園ゆかり(vo)さんを含むトリオのヴォーカルが、石川さんに替わった形、ジャズのスタンダードを中心としながら、大澤さんや石川さんのオリジナル、ビートルズのナンバーなども演奏されていました。冒頭、いきなり大澤さん&小森さんのデュオで Thelonious Monk の「Straight No Chaser」、大澤さん独特のリズムアプローチに絡む小森さんのバスクラが非常に印象的でした。やはり小森さんって、根っからのアヴァンギャルド体質なのでしょうね、とにかくパートナーの音に対する反応が凄まじく鋭くて、全体のサウンドの中で自分が出すべき音を瞬時に探り出しつつ展開させていくその音楽的反射神経と言うか、瞬発力が半端じゃないですし、かつエキセントリックなのですね。しかし、どこまでも音楽そのものの”美しさ”を大切にしている、なんて素晴らしい音楽家なのでしょう!石川さんのヴォーカルには、今回初めて触れましたが、軽やかなヴォイスがリズミカルにスキップしながら奏でるヴォーカルは、Jo Stafford を連想させられましたね。3人でアップテンポに奏でられた「Summer Time」、そしてライブの最後を飾った「Norwegian Wood(This bird Has Flown)」(By John Lennon/Paul McCartney) が特に印象深かったです。かなり、上質かつ新鮮な”ジャズ”が、この女性トリオで演奏されていました。前後半2部構成、約110分のこんな素晴らしい”音楽”が気軽に手軽に楽しめる現在のシーン、堪らなく魅力的ですね!ご興味の向きは、小森さんのオフィシャルでスケジュールをチェックして、気軽に足を運んでみて下さいませ!


n.p. Kazutoki Umezu KIKI Band「live at MoersFestival」