05/11(火) COIL @三軒茶屋グレープフルーツムーン

eiji002004-05-12

05/11(火) COIL @三軒茶屋グレープフルーツムーン に行って来ました。先ずはセットから、

  • 1st Set:

01. タイトルが決まっていない曲(鬼怒作曲、新曲)
02. Eleki Dragon (早川作曲、2nd 収録)
03. タイトル忘れ(鬼怒作曲、仮題:M-1
04. Spoonful ( By Willie Dixon, 2nd 収録)
05. Jumina (早川作曲、3rd 収録)

約60分

  • 2nd Set:

06. 04 5.10 (早川作曲、新曲、初演)
07. マルエー (鬼怒作曲、新曲)
08. Killing Floor ( By Chester Burnett/Howlin' Wolf )
09. Land (鬼怒作曲、2nd 収録)
10. Earth Man (鬼怒作曲、2nd 収録)

  • Encore:

11. I've Got My Mojo Working ( By Muddy Waters )

約80分


メンバーは、リーダーの鬼怒無月(g), 早川岳晴(b), 田中栄二(dr) の最強の轟音パワートリオ、COIL は、勿論、CD 音源も素晴らしいのですが、何と言ってもライブが堪りません!それと、やはり COIL ということで、久々に Vanzandtストラトキャスター・モデルを持ってきていらっしゃいました。この日の鬼怒さん、田中さんは、見るからにストレスが堪りまくっているようで、1曲目からちょっと暴走気味の鬼怒さんのフレーズ、田中さんのロールが爆発してました。鬼怒さんは live image 4 のツアーで、田中さんは暇でストレスが堪っていたと思われます。1曲目の相変らずタイトルが決まっていない鬼怒さんの新曲にマッチした2人の暴走を早川さんがしっかりと受け止めていらっしゃいましたね、流石に深い懐をお持ちです。続いては「Eleki Dragon」、早川さん作曲の重い無国籍グルーヴが心地好いナンバー、間奏の早川さんの気合の入りまくったソロと共に COIL のライブには欠かせませんね。続いては、鬼怒さんのナンバーで、別のセッションの為に書いた曲でタイトルが有ったが忘れたとのこと、通称 M-1、鬼怒さんも仰ってましたが、COIL とはちょっと異質なポップなメロが重いグルーヴの上に乗った感じ、ちょっとファンキーテイストで、是巨人での演奏に合いそうな印象を持ちました。4曲目は、鬼怒さんのヴォーカルをフィーチャーした「Spoonful」、個人的には Cream 以上に素晴らしい演奏だと思います、ただ、欲を言わせていただければ、COIL のオリジナルドラマー、芳垣さんのドラムで聴きたいところです。勿論、田中さんも素晴らしいドラムですけど、田中さんのシンバルロールを主体としたドラミングが鬼怒さんのヴォーカルにかかって気になるのと、この曲では特にリズムのキレが鋭角的でないと、カッコ良さが半減する印象があるのですよね、空くまでも個人的な印象ですけど。そして前半最後は、またもやモンスター級の重いグルーヴを持った早川さんの曲「Jumina」、間奏部の早川さんのソロは、恐竜の雄叫びを想起させます。2部が始まる前に流れていた The Meters「Look-Ka Py Py」の話を鬼怒さんがされていましたが、この辺りがスルッと出てくる鬼怒さん、やはりマニアです。鬼怒さんのような前衛ギタリストの口から The Meters の話が出てくるはかなり新鮮です。後半1曲目は早川さんが前日に書いた新曲、タイトルはまだ「04 5.10」と、作曲日を書いただけのようで、ちょっとジャズテーストを有した曲、間奏の早川さんと鬼怒さんの入れ替わりつつソロとサポートを交互に取り合うところ、早川さんの重いフレーズと鬼怒さんのワウをかけっ放しにしたパッセージが絶妙に絡んでいましたね、4th の収録が待たれるところです。続いては、鬼怒さんの高速4ビート曲「マルエー」、この曲での早川さんの超絶4ビートランニングは、まさに圧巻!何故、これほど BPM が早く、かつ音の動きが半端じゃない4ビートを、ここまでスイングして弾けるかと思わずにはいられない異様なほどのベース、やはり早川さんならではですね。そして、鬼怒さんのヴォーカルをフィーチャーした久々の「killing Floor」を挟み、この位置が定番化した「Land」「Earth Man」と続け本編を閉じます。アンコールは、「I've Got My Mojo Working」、これまた鬼怒さんのヴォーカルをフィーチャーして幕を閉じますが、鬼怒さんのブチ切れぶりは予想を超えて激しかったです。live image 4、ストレスも堪るでしょうが、何とか乗り切っていただきたいところですね。