03/13 Bom Boco with 山木秀夫＠新宿 Pit Inn

久々の Bom Boco の Live、素晴らしかったです！先ずはセットから、

1st Set:

1. NEZI
2. Life King
3. Shocchiki
4. GST
5. つむじ
6. A Happy Nu Ear
7. Balloon Cosmic
8. Callin' Lotus

約60分

2nd Set:

9. 即興？（Piano + Loop, 7min <- Dr, 5min <- Sax, 6min)
10. 尼寺
11. Star People 〜君は何処から来たの〜
12. Air Head
13. やどかり

Encore:

14. Shake

約65分

ご存知でしょうが、メンバーは、富樫春生(Key), 田中邦和(Sax), 西薗まり(G), 寺師徹(G), 清水玲(B) に真鍋大度(DJ) を加え、更にゲストとして山木秀夫(Dr) を招いた最強の布陣、今後、もう２度と見ることが出来ないであろう奇跡のライブ！実は、事前には DJ DAITO こと真鍋大度の参加は知らされていませんでしたし、山木さんのドラムが、まさか Bom Boco の音楽性にここまで合うとは思っていませんでしたので、かなり嬉しい誤算でした。で、特筆すべきは、同期ものを前にしても全く変わらず、凄まじくセンシティブなリズムアプローチから、様々に色を変える美しき山木さんのドラミングですね。ドラマーとしては、同期ものと合わせると、自らのグルーヴとの兼合い上、かなり気を使うものだと思うのですが、山木さんのドラムの場合、同期ループが、凄まじいリズムの出し入れを行うドラミングの引き立て役にすら、なってしまっていました。もう、生み出されるグルーヴが気持ち良過ぎです！そこにフリーキーに絡んでくる田中さんの Sax, 縦横に上物に絡みつつ６弦フレットレスでツボを得たフレーズを弾きまくる清水さん、ベンドしまくりでギター２人のお株を奪いまくる富樫さん、凄過ぎますね。方向性的には、Club Out Jazz を標榜する Aliens Are... とかなり近い方向性だと思います。この辺りは、勿論、ニューヨークを中心とした東海岸、サンフランシスコを中心とした西海岸でも同時発生的に起きている Freak Out した Post Zappa 的ムーブメントだと個人的には認識しています。いや、ホントに素晴らしかったです。今年の 1/11 に Heaven's Door で行われた Live を収録したアルバムが、６曲：60分45秒、1,000円で販売されていますので、興味持たれてる方は、是非、富樫さんのオフィシャルでチェックしてみて下さいませ。

n.p. Bom Boco「Organic Sound Machine - Live At Heaven's Door 2004/01/11 -」