KENSO のライブ(1/25 ローランド サウンド・スパーク 2003 @ アムラ

KENSO のライブ(1/25 ローランド サウンド・スパーク 2003 @ アムラックスホール)見てきました。

先ずは、自信5%くらいのセットリストから、

1. 月の位相Ⅱ
2. 精武門
3. 禁油断書マドリガル
4. Echi dal Faro Romano
5. 心の中の古代
6. 地中海とアーリア人
7. Gips

アムラックスホールは予想通りの人の山で、ライブ開演前には、急遽、席を1mほど、ステージ側に移動して人の入れるスペースを確保するほどの盛況ぶり(恐らく300人程)会場は、既に熱気で満たされ、いまや遅しと KENSO の登場を待つ、いきなり現れた清水さんは、ネクタイに白衣、カエルのぬいぐるみを携えての入場...やってくれます(^^); そしてマイクを取って、カッコ良く挨拶、とは行かず、噛んでしまい、かなり緊張のご様子。気を取り直しての1曲目、やや硬さが気になるものの、会場も生の KENSO 体験に沸き返る、続いていきなり「精武門」!「天鵞絨症綺譚」の1曲目を早くも持ってきて、更に会場は沸き返り、ここでようやくバンドのメンバーも硬さが取れた様子、そんな中、早くも、村石&永井のリズム隊の素晴らしさは郡を抜いている、村石さんのバスの踏み込みに合わせ、アタッキーなフレーズをぶつける永井さん、それを受けた村石さんがまたオカズをかます、お互いの煽り合いが、相乗効果を生み、更なる高みへ。続いての MC にては、カエルのぬいぐるみに張ったカンペを頼りに清水さんがメンバー紹介、いきなりの紹介を受けた永井さん、半日のリハのみでこの馴染み様、流石はフレットレスベースの魔人として、業界に君臨し続けるトップミュージシャン!小口さん、村石さん、光田さんと紹介していくに連れ、舌が滑らかになり、曰く「村石君が家を立てましたが、外装はユーミンで、内装はローランドの V-Drum のお陰で立てたようです」、早くも毒舌をかます清水さん、ネクタイは言い過ぎないように、ローランドに忠誠を誓う証しとかましますが、その効果はさほど無かったようです(^^); 続く曲は「禁油断書マドリガル」、叙情性たっぷりに、ギターとキーボードの絡み合う様は例え様も有りません。勿論、それを支えるリズム隊は、まさに鉄壁、しかも常に自己主張を加えることを忘れてはいません。続く MC にては、清水さん自ら「清水さん、良い曲書くんだけど、演奏がなぁ、渡辺香津美位弾けると良いんだけど」という村石さんの発言を引用する自虐的なギャグ、大丈夫です!歯科医一ギターが上手いのは疑う術もありませんから(^^); 続く曲は光田さんの曲と紹介された「Echi dal Faro Romano」、美しい光田さんのリードで曲が幕を開け、小口さんのオルガンが支え、清水さんのギターが絡む。幻想的な導入から、小口さんのオルガンにて、明るく展開する。村石さんのオカズと、永井さんのフレットレスによるランニングフレーズが心地良い。続く MC にては、小口さんからの年賀状を拡大コピーし、引用、今年の年賀状に「夢の丘」のジャケを使い羊年をアピールし、「良いでしょう?」にピシャリと「んなもん、良くありません!では、皆さんのご多幸をお祈りし、12年前に同じ羊年に発売された「夢の丘」から「心の中の古代」」、いきなりの永井さんのフレットレスリード、これがまた素晴らしく立ち上がりが良く、アタッキーなパッセージで、「心の中の古代」への素晴らしい導入部を魅せる。そのあまりの素晴らしさに、他のメンバー一同、やるなぁの笑顔で「心の中の古代」へ、最高の演奏を我々に提示してくれました。そのまま MC を挟まず「地中海とアーリア人」へ、もう、この辺りでのメンバーのテンション、会場の盛り上がりは半端じゃありません!素晴らしき熱狂のライブで、小さいアムラックスホールが揺れんばかり!!最後の MC にては、「今年秋位目処に何かやりたいね」との清水さんのお言葉、そして永井さんに「あと一曲で開放されますよ」と振る、本日の素晴らしいライブの立役者は、まさに永井さんでした。「最後に皆さん、気兼ねなく踊りましょう!3拍子の曲です!!」「Gips」へ、もう大興奮の演奏にまたまた会場が揺れる!我を忘れて踊り狂ってしまいました(^^); 1時間弱のライブは少々短過ぎの印象も有りましたが、無料でこの素晴らしい KENSO の演奏を楽しめたことに関しては、無上の喜びでしたね。私としては、この日1番の立役者、永井さんのユニット「Power Job」を購入しました。帰ってから、聴いたのですが、これもかなり良かったですね。このような他の一流ミュージシャンと KENSO とのコラボレーションを今後も続けていって欲しいですね。いえいえ、ギタリストを渡辺香津美さんに変えてとか、そんなことは決して意味してませんよ!(^^); また再び、KENSO との素晴らしい出会いを願います!!