12/25(水) ”francy night ring your bell 12-25”@東京ドーム

12/25(水)東京ドームで行われた "francy night ring your bell 12-25" に行って来ました。Set List は以下、

1. Creamed potatoes
2. Dizzy dive

3. Ring my bell
4. 贅沢な世界
5. 虹のドライブ
6. 未完成のメロディ
7. 会いたい人

8. i really want to understand you
9. Change your mind

    • > Home Base へ歩いて向かう
    • > Home Base Stage ( Acoustic Set 10 - 12 )

10. Over The Distance ( ピアノ弾き語り )
11. 時つ風

    • M.C - ( 車の免許取得 )

12. fast car

    • > 来た時と逆に自転車( fast car ? )で戻る
    • > Left Poll ( 13 )

13. B'coz I Love You
14. Not Still Over ( メンバー紹介 1 )

    • > Right Poll ( 15 )

15. もしものうた
16. Girl's Talk

    • M.C - ( 最高、空飛んでない? )

17. i can fly
18. Buzzstyle
19. アンダンテ
20. My Sweet Darlin'

    • M.C - ( 自分で書いて好きな曲 )

21. 明日からの手紙

    • encore 1 - ( メンバー紹介 2 )

22. I'm Here Saying Nothing
23. Look Back Again
24. 手と涙

    • encore 2 -

25. Life's Like A Love Song ( with ピアノ, Special Stage )

12/25 2002, Tokyo Dome
19:10 - 22:30 ( 140 min )


クリスマスの夜、この東京ドームに集まった4万3千人は、久々のヤイコのライブに始まる前から、やや興奮気味、当初( 18:00 頃 )疎らだった観客も、19:00 をまわる頃にはしっかり満員御礼、水増無しの4万3千人!まもなく開演のアナウンスに沸き立ち、ライトが落ちると、唸りともとれる観客の興奮があたりに満ちる。ドームの天井にはレーザーで映し出された Merry Christmas のメッセージ、ローソクヤイコの絵など...もうすっかり、ヤイコワールドに取り込まれていると、いきなり始まる前からオールスタンディング、3rd「 i / francy 」のオープニング曲、「Creamed potatoes」でライブの幕が開いた!もう1曲目から、興奮の坩堝、ドームのため、音がまわって来るのが少々気になるが、そんなことを細かいことと思わせるぐらい説得力のあるバンドの音圧と力強いヤイコのヴォーカル、観客4万3千人の反応...もう、いきなり最高!2曲目は、息をつかせる間もなく「Dizzy dive」にて、更にヤイコからケリをくらった感じ。そして、1発目の M.C にて、徐にガサゴソと懐から取り出したのは、クリスマス仕様のドラえもん!そしてヤイコの口からは「メリクリってことで...」、続く3曲目は「Ring my bell」、ドームの広い空間に漂うアコースティック感が、とても心地好く響く、その空間を切り裂くかのようなギターリフでそれと分かる「贅沢な世界」、ここまで築いてきた 3rd の世界観をガラリと変えつつも、去年のライブの中で、完全にライブ映えする曲に生まれ変わったこの曲、今回のライブのとても良いアクセントとなったようだ。そして、ステージ上にライティングで虹を作り出しつつの「虹のドライブ」、ヤイコの「いこ〜よ〜!」に、また更にどっぷりとヤイコワールドに引き込まれる。続く曲は最新シングル曲「未完成のメロディ」、この不思議な世界観を有する曲をドームで演奏すると、暗いドームの天井に染み渡っていく”メロディ”の感覚に、しばし浸りきる。更に続くは、3rd からの「会いたい人」、静かに淡々と歌い始め、曲全体がクレッシェンドになっているようなこの曲は、ライブ中間の一区切りとして、良いアクセントとなったよう。M.C にて、ヤイコが今年を振り返り、「今年は、色々な場所に行き、色々な経験をしました。自分としては、憧れのアイルランドに行ったことが大きかったかな、そんなアイルランドへの想いをつづった曲、i really want to understand you 」として、「i really want to understand you」へ、ヤイコの温かみのあるヴォーカルで、ゆっくり、静かに、アイルランドの悠久の時の流れがドーム全体を支配し、満たされる、ゆっくりと、まるで目に見えるかのように時が過ぎる感覚...突然、その雰囲気を赤いライティングがサッと遮り、「Change your mind」、やるせない想い、じれったさを歌うこの曲と非常にマッチした赤いライティングとで、また会場全体の雰囲気がガラッと変わる。この演出の素晴らしさも手伝って、曲が終わり、照明が落ちても、しばし余韻が残る。ふと気付くと、ライトポールの付近でスポットが当り、正面の巨大スクリーンにヤイコの姿が映し出される。どうやらスタンドとアリーナの間を歩いて移動している様子、一体何が始まるんだろうと、スクリーンを見守っていると、ホームベース付近にステージが組まれていたようで、そこで演奏を始めるようだ。演奏される曲は、ヤイコのピアノ弾き語りによる「Over The Distance」、この広い空間いっぱいに、ヤイコの歌声とそれに乗る想いが満たされ、まるで、4万3千人の心と呼応するかのよう、言い知れない雰囲気があたりを満たす。続いてアコースティック編成で「時つ風」、この辺りのアコースティック曲は、秋のアコースティックツアーで練り上げられた感があり、ライブで聴くのは、また格別!心を突き抜ける心地良さに、ここがドームであることをすっかり忘れてしまう。ここで、M.C 、近況として、車の免許取得を報告し、空かさず Tracy Chapman の「fast car」へ、ドームの空間に力強く広がるヤイコの声、情感、想い...観客全員の心の中へ溶け入るようにジワッと広がっていく。しばしの余韻の後、ヤイコが外野席ステージに戻ろうと歩き出し、その様子は2つの巨大スクリーンに映し出される。途中から、これまた fast car にかけたと思われる自転車に乗り、客席に手を振りながら戻るヤイコ。ステージ後方にヤイコの姿が消え、暫くすると「B'coz I Love You」のイントロが流れる。ヤイコは何処?と辺りを見回すと、なんとレフトポール脇の巨大な鉄塔の天辺にて大きく手を振るヤイコの姿が!レフト近くの観客が沸き返り、ヤイコもノリノリ♪暫くするとリフターが下がり始め、ヤイコは外野中央ステージへ。続いて、「Not Still Over」を演奏し、ここで1回目のメンバー紹介、そしてイントロから会場大盛り上がりの「もしものうた」!演奏しながら、今度はヤイコがライトポール脇の巨大な鉄塔にリフターで登り始める。ライト近くの観客が沸き返り、会場全体も大盛り上がり!そしてそのまま「Girl's Talk」へ、もう、会場は興奮の坩堝、東京ドーム一杯に熱気が溢れる。続く MC にて、ヤイコが「もうっ、最高〜!!体が宙に浮いてる感じ、私、飛んでへん?」と歓喜のアピール、そのまま「i can fly」へ、ヤイコの声が何処までも、何処までも染み込んでいく。その雰囲気を断ち切るようなギターリフにて「Buzzstyle」、「アンダンテ」、「My Sweet Darlin'」へ、もう完全にライブの山場、これ以上無いってぐらいの興奮の坩堝、この大きな東京ドームが揺れている!! MC にて、「自分で曲を書いていて、本当にその曲が好きになることが有ります。続くはそんなとても大好きになった曲です!」と「i/flancy」からの曲「明日からの手紙」、そんなヤイコの気持ちが、皆の心に届いたよう、そんな雰囲気にしみじみと浸りつつ、感動的な幕が閉じる。しかし、まだ満たされぬ観客のアンコール要請の拍手、拍手、拍手。東京ドーム一杯のファンがヤイコのアンコールを待ちわびる。そして現れるバンドの面々とヤイコ!「I'm Here Saying Nothing」、「Look Back Again」、「手と涙」のアンコールに観客は歌い、叫び、踊り、酔いしれる、もう最高のライブ!再び幕が閉じると、まだ、観客の想いは収まらない、再びアンコール要請の拍手が鳴り止まない。すると円形のステージがせり出し、炎で囲まれた中央にヤイコが!アコースティックピアノの伴奏で「Life's Like A Love Song」をヤイコが歌い出すとステージが徐々に上がり始め、そのステージに雨が降り注ぐ!!その雨が、周りの炎を消し、更に強く降り注ぐ、その激しい雨の中、強く、切なく、ヤイコが歌い上げる!!もう感動以外の何物でもない想いが胸を込み上げる。そして、素晴らしく感動的なライブが幕を閉じる。ヤイコ、そしてバンド、関係者の皆さん、この素晴らしいライブをありがとう!!また、素敵なヤイコのライブで再び会えることを願います!!