06/30(金) VIGILANTE @ 目黒鹿鳴館

6/30(金)目黒鹿鳴館にての VIGILANTE Live レポです!

1. Judgement Day 〜 Tease Of Influence(2nd)
2. Prisoner Of Fate(2nd)
3. Antisocial Manics(1st)
4. Liar(1st)
5. Fatal Superstition(1st)
6. 831 〜 Chaos-Pilgrimage(1st)
7. Thumnail At You, Master(Single/欧版2nd Bonus Truck)
8. Relapse Of Your Privacy(1st)

Special Session VIGILANTE with Eizo Sakamoto
9. Exiter(Judas Priest / Stained Glass)

待ちに待った”メタル一直線”坂本英三、”メタル復興の雄”VIGILANTE の対バン”絶叫 NIGHT”は目黒鹿鳴館にて行われた。坂本さんとしては、”メタル一直線”ツアーのファイナル、BLINDMAN に続く新世代バンドとの対バン企画と言うこともあり、いつもにも増して気合いが入ってる。もちろん VIGILANTE の面々もこの対バン企画の意味合いを明確に捉え、坂本さんに食ってかかる気概がしっかり感じ取られた。まずは、メタル復興新世代の雄、VIGILANTE の登場、幕が閉じたままの状態でSEが流れ、嫌が上でも緊張感が高まる。静まった中での緊張感、期待の高まりを演出するこのオープニングは、まさに寒気さえ感じるほどだ。そして、大音響の音の塊と共に幕が開く、そう、今日は Judgement Day なのだ。これから食ってかかろうとする気概を込めたかのような大本さん&堀江さんのギターが螺旋の如く絡み合い、高みに昇っていく、その奔流を力強く、時にはグルーヴィに煽るように支えるのは吉村さんのダイナミックなドラムと海野さんの大地を揺り動かすかのようなベース、音の洪水が鹿鳴館を飲み込み、圧倒的な演奏力で観客を押し流す。その奔流は稲妻の如く空間を切り裂くギターリフによって Tease Of Influence へと引き継がれる、”ハイトーン・ゼウス”丹羽さんのヴォーカルが加わり、もう観客は奔流に身を任せる以外の術を失わされてしまう。怒濤の畳み掛けで Prisoner Of Fate へと続く、出だしのギターから気合いの入っていた大本さんが、間奏のソロで緩急を巧く活かし、最後に観客席をニヤリと見やる、いつもにも増しての素晴らしいギターソロをかまされて、クラッときたところ、丹羽さんのショートMCが入る。坂本さんへの尊敬の為か、前の席に陣取っている坂本英三ファンを気使ってか、丹羽さんのMCも少々控えめ、続く Antisocial Manics からは 1st 中心の選曲、演奏のダイナミズムと展開が素晴らしい Antisocial Manics 、気合いの入った丹羽さんのヴォーカルがしっとりと響き渡る。続く Liar にてはライヴならではのギターアレンジを加え、サビへの持って行き方にダイナミズムを加えているかのよう。そして、伸びやかな丹羽さんのヴォーカルが効果的な Fatal Superstition、間奏部のツインギターとベースによって織りなされるユニゾンフレーズが一段と映える、素晴らしい。続いて、Chaos-Pilgrimageかと思いきや、831 を飛ばしてしまったとのこと、まあご愛敬といった感じで、気を取り直して 831 〜Chaos-Pilgrimage、先程の失敗が尾を引いてるのか Chaos-Pilgrimage の頭は時折、リズム隊とギターがかみ合わない部分も出たが、後半部分ではしっかりと立て直した。もう止まらないと言った感じで、大本さんの超弩級のギターソロから、そのまま怒濤のスピードナンバー Thumnail At You, Master へ凄まじい疾走感にてトップギアのまま、Relapse Of Your Privacy と連続スピードナンバーという必殺の繋ぎで完全にノックアウトされ、ライヴ終了。

続いて出てきた坂本さんも気合いが入りまくりで円熟かつ熱いライヴを展開してくれた。やはりカリスマ度の高さは凄い、絶叫で観客を煽りまくる演出も見事!素晴らしいライヴでした。

最後に本日の目玉、VIGILANTE with 坂本英三による Special Session 丹羽さんの予告していた”絶叫セッション”!!、楽器入れ替えの間、坂本さんと丹羽さんが、トークで繋ぐ、VIGILANTE のメンバーは、すっかり坂本さんに”いじられて”しまい、坂本さんのエンターティナーぶりには改めて舌を巻かされました。このトークの間、すっかり VIGILANTE のメンバーは小さくなってしまい、その後の演奏が気がかりでしたが、しかし、そんな杞憂も坂本さんタイトルコールで完全に吹き飛びました。曲は Judas Priest「Exciter」!!大本さんのギターが激しくリフを刻み、丹羽さんと坂本さんの”Exciter !!”の絶叫が響き渡る。圧巻だったのは丹羽さんと坂本さんのヴォーカル対決、坂本さんがついていけなくなったところから、更に高いハイトーンを響かせた丹羽さんに坂本さんも最敬礼といったところ。素晴らしい”絶叫セッション”で、終了後もしばし呆然としてしまいました。

次回は、8/12(金)高田馬場エリア "Heavy Link" VIGILANTE, UNITED, RITUAL CARNAGE, SOLITUDE, EDGE OF SPIRIT!!この夏、最高のイベント、こんな強力メンバーは滅多に揃わない!!機会と興味のある方は是非行って楽しみましょう!!