01/31(水) archaic@大宮 Jam

01/31(水) archaic@大宮 Jam に行ってきました、セットは以下です。

1st Set:
01. 魅惑のリズム 〜 ( By George Gershwin、約7分)
02. 〜 即興 (本日の2人の気分を表して、約16分)
03. 庭いじり (林正樹作曲、約8分)
04. KIRARI☆ 〜 (仙道さおり作曲、仙道 perc&vo、約8分)
05. 〜 ジャパメンコ (林正樹作曲、約15分)

約59分

2nd Set:
06. 仙道 berimbau solo 〜 アルカイック・スマイル (仙道さおり/林正樹作曲、約11分)
07. 兎と流れ星 〜 (林正樹作曲、約7分)
08. 〜 Vento de Matagal (仙道さおり作曲、仙道 perc&vo、約7分)
09. センコフエキ 〜 (仙道さおり作曲、約7分)
10. 〜 Partido Alto ( By Jose Roberto Bertrami、約13分)

Encore:
11. A Garota de Ipanema - イパネマの娘 - ( lyrics by Vinicius de Moraes, music by Antonio Carlos Jobim、仙道 perc&vo、約5分)

約62分

archaic Member:
仙道さおり(perc,vo)
林正樹(pf)


2ヶ月ぶり、そして今年初めてのアルカイックのライヴ!勿論足を運ばせていただきました。会場は盛況、リーダーである仙道さんの多方面での活躍(葉加瀬太郎バンド、coba バンド、古澤巌、長谷川きよし、Thprim等)が功を奏してか、まず頻繁にライヴされている音あそびの集客が盛況となり、それがアルカイックにも波及した形と見えます。

本日の仙道さんのパーカッションセットは、オリジナルさおりモデルのカホンに座り、パンデイロ1つ、スネアは響線オンオフ可能なもの正面1つ、その上にボンゴを2つ、シンバルはクラッシュ2つに、スプラッシュ、ライドが一つづつ、コンガは2本で向かって右側、その前にハイハット、向かって左側にはジェンベが一つ、マイクスタンドに各種鳴り物が所狭しと吊り下げられ、後方にフロアタムらしきものがイス置き、そして後方左側にメタロフォン、林さんの左脇にあるものとお揃いの赤いプラホースが見えます。シェーカー&チョーカー等小型鳴物、スティック、ブラシ類はマイクスタンド下の鳴物用クリアケースの上に揃えてありました。そして、本日も嬉しいビリンバウが右側に立てかけてあります。

冒頭は、仙道さんのマレットを用いたコンガから導入、林さんのピアノが被さり美しくかつユーモラスなメロディが流れ出す、ガーシュインの「魅惑のリズム」、既存に存在するジャンルやルールを全く意識しない独自の表現を目指すこの先鋭的なデュオのライヴの始まりとして、まさに象徴的な選曲。ただただ美しく、そして楽しい、この御二人にかかると、肩肘張った”現代音楽”が、本来の有るべき純粋な音への好奇心の発現へと姿を変え、恐らく太古においてもそうであったであろう、無邪気な子供同士の”音遊び”となります。それが、超一流の超絶的なテクニックを有するお二人で純粋に掛け合いが行われる訳で、この脳内と心に受ける刺激たるや、他では変え難い飛び切りスペシャルな音楽体験となり、聴く者に至福の時をもたらして下さいます。

続けて、また更に現代音楽的でありながら、見事な構築美を備えた楽曲の演奏が展開し、空かさず「おぉ、新曲かな?」と心躍りつつ、再び音のたゆたいに身を浸らせて楽しませていただいたところ、その後の仙道さんの MC にて「魅惑のリズム、そのまま二人の今日の気分を表わす形で適当に演奏しました」って、あれ即興だったんですね、そのまま新曲としてライヴ録音して音源出して欲しいところです。


また時間見つけて更新します。



n.p. archaic「s/t」