10/03(火) 宴@桜木町ドルフィー

10/03(火) 宴@桜木町ドルフィー に行って来ました。セットは以下、

1st Set:
01. まみむめも (岩瀬立飛作曲、2nd 収録、約7分)
02. Tappy (林正樹作曲、3rd 収録、約10分)
03. トキ (岩瀬立飛作曲、約2分)
04. Midnight Moonlight Twilight (岩瀬立飛作曲、3rd 収録、約9分)
05. ヤンバルクイナのかくれんぼ (林正樹作曲、2nd 収録、約16分)
06. Prekestolen - 教会の説教台 - (林正樹作曲、約9分)

約60分

2nd Set:
07. ケーキの神様 (やぢまゆうぢ作曲、約8分)
08. さくらんぼ色 (林正樹作曲、2nd 収録、約6分)
09. 「ゆうぢ」のブルース (岩瀬立飛作曲、約9分)
10. Himalayan's Eye -タイの空港にて- (岩瀬立飛作曲、2nd 収録、約13分)
11. 花吹雪 (やぢまゆうぢ作曲、3rd 収録、約16分)

Encore:
12. 禁断の思ひ (岩瀬立飛作曲、2nd 収録、約15分)

約82分

Member:
林正樹(pf,vo)
やぢまゆうぢ(b)
岩瀬立飛(dr,vo)


何と早くも今年最後の宴のライヴです、やはり売れっ子揃いの三人、三人一緒で空く日が年明けまで無いと言う、勿論、万難を排して足を運ばせていただきました。

そんな状況も手伝ってか、ドルフィーは満員御礼、私が辿り着いた時点(19:40頃)では、最早席は2席しか残っていないような状況でした。リーダーやぢまさんの MC にて「戻ってきた時に沢山のお客さんで、誰か別の人のライヴかと思っちゃいましたよ」と仰ってましたが、NHK-FM「SESSION 2006」に出演し、かつリスナーからの絶大なるアンコールの要請を受けて、先日、9月10日の NHK-FM SESSION 2006 アンコール・セレクション3 にて、本編放送時に時間の関係で放送できなかった「ヤンバルクイナのかくれんぼ」を放送したと言う事実からも、やはり宴人気が確実に定着しつつあると言って間違いないでしょう!!時代は「宴」です!

そんな宴ですが、よく誤解が横行しているのですが、リーダーは”やぢまゆうぢ”さんですので、その点お間違え無く。以前、今は無き COIL のライヴにて、ドラマーの田中さんが「立飛さんが、プロフィールで”率いる”とか書いちゃって、言ったもん勝ちですけど、本当は林君がリーダーなんですよね」と堂々と仰ってましたが、違います!ピアノトリオ宴のリーダーは、やぢまゆうぢ(箭島裕治)さんです。割と地味な見た目と控えめな物腰柔らかい姿勢から誤解を受けがちですが、6弦ベースを駆るハイパーテクニシャンにして、至極の美しき楽曲をお書きになる凄い人なのです。先日の、平松加奈カルテット@平塚サンタナでも、平松さんから「箭島さんとは昔から本当に演奏したかったのに...、私捨てられたんですよね、昔、一緒にユニットをやると言う話になっていたのに、デビュー直前に箭島さんがどこかに行っちゃって、そのまま連絡つかなくなって...本日、やっと念願かなってその当時以来久しぶりに演奏することができました」との何か誤解を受けそうなコメントまで飛び出してました。いつも MC にても「リーダーと言う名の使いっ走りをやっておりますやぢまです」と自虐的な自己紹介をしているのも悪く作用しているのかも知れませんが、素晴らしき”ピアノトリオ宴”のリーダー、やぢまゆうぢ(箭島裕治)さんをお忘れなく!!本日も素晴らしい超絶的な演奏にて、バンドサウンドのコアをしっかりと担っていらっしゃいました。

そして本日、特に印象的だったのは、岩瀬立飛さんの凄まじいばかりにキレまくっているドラミング、宴のライヴの時にはいつもでしょうと言ってしまえばそうなのですが、そうは言いつつも、私が見た立飛さん@宴ライヴの中でもずば抜けて素晴らしかった印象です。スピード、キレ、一人ポリリズミックなアプローチとどれをとっても近年稀に見る飛び抜けぶり、20年前、日本のシーンに早過ぎた超天才ドラマーとして降り立った岩瀬立飛さんが、自らの飛び抜けた才能を長らく眠らせていたのを遂に起し、解き放ったかのような印象を受けました。

そんな凄まじい立飛さんの爆発に反応しない筈がない現新世代超人派ピアニストの林さんがまたとんでもない演奏を炸裂させてまして、


また時間見つけて更新します。


n.p. 宴「Tappy」