05/22(月) Deep Purple@東京国際フォーラムA

05/22(月) Deep Purple東京国際フォーラムA に行って来ました。セットは以下、

01. Pictures of Home 〜 ( By Blackmore/Gillan/Glover/Lord/Paice、Steve: Y2D、約6分)
02. 〜 Things I Never Said ( By Airey/Gillan/Glover/Morse/Paice、Steve: Y2D、約5分)
03. Wrong Man ( By Airey/Gillan/Glover/Morse/Paice、Steve: Y2D、約4分)
04. Strange Kind of Womam ( By Blackmore/Gillan/Glover/Lord/Paice、Steve: Y2D、約5分)
05. Rapture of the Deep ( By Airey/Gillan/Glover/Morse/Paice、Steve: Y2D、約6分)
06. Fireball ( By Blackmore/Gillan/Glover/Lord/Paice、Steve: Y2D、約4分)
07. Lost Contact 〜 Guitar Solo 〜 ( By Steve Morse、Steve: Blue、約6分)
08. 〜 Well Dressed Guitar ( By Airey/Gillan/Glover/Morse、Steve: Blue、約2分)
09. Lazy ( By Blackmore/Gillan/Glover/Lord/Paice、Steve: Blue、約7分)
10. Kiss Tomorrow Goodbye ( By Airey/Gillan/Glover/Morse/Paice、Steve: Blue、約7分)
11. Keyboad Solo 〜 (約6分)
12. 〜 Perfect Strangers ( By Blackmore/Glover/Gillan、Steve: Y2D、約6分)
13. Space Truckin' ( By Blackmore/Gillan/Glover/Lord/Paice、Steve: Y2D、約5分)
14. Highway Star ( By Blackmore/Gillan/Glover/Lord/Paice、Steve: Y2D、約8分)
15. Smoke On The Water ( By Blackmore/Gillan/Glover/Lord/Paice、Steve: Y2D、約7分)

Encore:
16. Hush 〜 Drums Solo 〜 ( By South、Steve: Y2D、約6分)
17. 〜 Bass & Drums 〜 Black Night ( By Blackmore/Gillan/Glover/Lord/Paice、Steve: Y2D、約9分)

約102分

Deep Purple Member:
Don Airey(key)
Ian Gillan(vo)
Roger Glover(b)
Steve Morse(g)
Ian Paice(dr)



また、行ってしまいました。現世界最高のギタリストと言っても過言ではない Steve Morse 擁する Deep Purple 来日公演最終日@東京国際フォーラムA、Steve Morse 加入後の来日公演は欠かさず足を運んでいますので、今回で5度目か6度目だったかと思います。往年の名曲が要所を締め、最新アルバムである「Rapture of the Deep」からも4曲演奏された形で、ちょっと短めながらも充実のライヴでしたね。今回の Steve Morse は、Steve Morse Signature 20周年記念限定モデルとなる Sunburst の Ernie Ball Musicman Y2D をメインで使用、繊細な音作りよりは Loud で荒々しさを感じさせるような味のある音作りを指向、但し、「Lost Contact」からの自らがメインとなるソロパートでは、Blue の Ernie Ball Musicman に持ち替え、繊細な Celt 色の強いサウンドをタップリ堪能させてくれました。毎年のように来日公演を聴いてきて感じるのは、年々、音数を減らしつつ、エモーショナルなサウンド、メリハリのついた味のある円熟味の演奏への色合いを強めてきていること。バンドとの関係もお互いに信頼し合いながら、Deep Purple として過去にはない最高レベルのメンバー間の繋がりの強さを常に更新し続けるような有機的なバンドサウンドを創出している印象で、やはり目が離せないですね。Ian Gillan は体調不良の話を聞いていたのですが、ちょっと全体時間、曲数を少なめにして、その中で現在出来得る限りのことをやった印象で、かなり頑張っていました。Roger Glover のベースは相変わらず絶好調、ステージ狭しと動き回って観客を煽りつつ、バンドサウンドを巧みに纏め上げるかと思えば、Steve Morse との掛け合いや2人でヘッドバンキング奏法を見せたり、のエンターテイナー振りも素晴らしかったですね。そして勿論、元気なリズムを聴かせてくれた Ian Paice のドラムも相変わらず素晴らしく、要所要所で締めたり、展開のきっかけを作ったり、そして、アンコール「Hush」でのドラムソロでも、十分観客を煽っての片手ソロ等、Ian Paice 健在!を大いにアピールしてました。そして、Steve Morse と共に見事な仕事しぶりを見せたのが誰あろう Don Airey、やはりこの人のセンスはハードロック・キーボード界においてピカイチの印象で、客席に相対する形でおいた正面の HAMMOND をメインとして使用しつつ、右サイドにおいた KURZWEIL も駆使しながら多彩な Keyboad ワークを見せてくれました。Key ソロパートでのクラシック、ジャズと多彩に織り込みつつ、お約束の「Star Wars のテーマ」もしっかりと差し込まれる構築度の高い演奏はまさに圧巻。それぞれのそんな個性がバンドサウンドとして見事に昇華されている様を思いっきり堪能させていただきました。また、しっかりと次回も来日公演に足を運びたいところです。


n.p. Deep Purple「Raputure of the Deep」