04/11(火) 翠川・千野デュオ@大泉学園 in F

04/11(火) 翠川・千野デュオ@大泉学園 in F に行ってきました。セットは以下、

1st Set:
01. 歩きつかれて (トルコのラヴソング、約23分)
02. Seul-B (翠川敬基作曲、約9分)
03. Libertango ( By Astor Piazzola、約7分)

約46分

2nd Set:
04. ???? (約9分)
05. On Suicide - 自殺について -( By Hanns Eisler、約15分)
06. Milonga en re - レのミロンガ - ( By Astor Piazzola、約5分)

約31分

Member:
翠川敬基(vc),
千野秀一(pf)



今まで実現していなかったのが不思議でならない初顔合わせ@大泉学園 in F シリーズ待望のこのデュオ、勿論何をおいてもの心構えで足を運ばせていただきました。

この御二人、一見して分かるように天才肌なのですが、翠川さんは外交的、内から湧き出すようなロマンチシズムがチェロを通して聴き手に伝わるまさに天才チェリスト、方や千野さんは内向的、常にクールに事象や感情を見つめ、理路整然とした解体化、抽象化を経て奏でるまさに天才ピアニスト、その御二人の邂逅のすえに浮かび上がる至高の音楽、瞬間に内包された無限の世界、永遠にこの世界に触れていたいと思いつつ聴いていると、翠川さんの隠れた内向的な要素、千野さんの隠れたパッショネイトが新たに顔を出し、今まで捉えていたと思い込んでいた音楽世界が加速度的に膨張し、全く姿を変え、聴き手を奈落の底に叩き落す、そう、世界が無限に広く可能性に満ちているように、この御二人の音楽世界も無限に満ち溢れているのだ。

休憩時間中の千野さん、未だ嘗て見たこともない程に感情を顕わにして嬉しそうでした、まだまだ未熟な聴き手である私には窺い知れない御二人の音楽世界、もっともっと触れる機会が欲しいところです。

次回、このデュオに太田さんを交えた形で、5/10(水) 翠川・千野・太田@大泉学園 in F があります、興味と機会をお持ちの方は、是非とも足を運んで下さいませ、そして、その様子を何卒私に聞かせて下さいませ。当日、私は、ナスノミツルの弾きっぱなし@SPCに行く予定です、あぁ(泣)


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