01/21（土） SNYJF 2006 Day1＠厚生年金会館

01/21（土） Shinjyuku New Year Jazz Festival 2006 Day1＠厚生年金会館に行って来ました。セットは以下、

渋さ知らズ：
1. 入場（約3分）
2. ひこうき（約11分）
3. 股旅（約31分）
4. 仙頭（約1分）
5. 退場（ステ吉：約1分）

約47分

渋さ知らズオーケストラメンバー:
不破大輔(conduct)
片山広明(ts)
小森慶子(as,ss)
立花秀樹(as)
川口義之(as, b-harp)
広沢"リマ"哲(ts)
佐藤帆(ts)
鬼頭哲(bs)
北陽一郎(tp)
ヒゴヒロシ(b)
辰巳光英(tp)
高岡大祐(tuba)
室舘彩(fl,vo)
関根真理(perc,vo)
芳垣安洋(dr)
磯部潤(dr)
倉持整(dr)
中島さちこ(key)
勝井祐二(vn)
太田惠資(vn,vo,h-mike)
内橋和久(g)
大塚寛之(g)
斉藤”社長”良一(g)
鈴木新(ss,sssyn)
渡部真一(dance,vo)
舞踏：東洋、シモ、ちえ、ふる
 ペロ(dance)

-------磯部----倉持------芳垣---関根

------------高岡--ヒゴ------勝井--中島

--太田-川口-立花-片山-小森-リマ-佐藤

鈴木---北------------------------鬼頭-室舘

-----辰巳---------不破-----------------社長

内橋 -------ペロ------------------渡部--大塚

---------------------------------------------

司会者の紹介に続いて、メンバーが楽器を演奏しながら練り歩く形でぞくぞく入場、チューニングとも抽象音のオープニングとも思える音を奏でつつ、不破さんの指揮にあわせ曲に突入、行き成りの「ひこうき」から、関根さんの甘い歌声が広い会場全体に染み渡り、柔らかさを添えるような室舘さんのコーラス、勝井さんの空間を漂うようなバイオリンと共に不思議な空気感が会場全体を支配する、それを受けるように片山さんが哀愁のテナーを添え、不思議な空気感の中に僚間が生まれ、会場内の人々の心の中を満たしてゆく。ふっと場面を変えるように「股旅」のテーマが響き渡り、次曲へ。行き成り、当初名前が無かった内橋さんのギターフレーズが空間を切り裂き、咆哮を上げる。その傍で、ようし！とばかり太田さんが上着を脱ぎ、力の入ったバイオリンフレーズで内橋さんに応える、当然、ながら、その動きに刺激を受けた社長と大塚さんも呼応し、演奏開始当初から行き成りのハイテンション状態。それを見越したように、ペロさんと松葉杖(！)をついた渡部さんが、さっと舞台袖から登場、予想していなかった渡部さんの登場に、またまた客席大盛り上がり！事前には名前が無くて心配していたヒゴさんもしっかり参加され、ステージ奥の倉持さんと芳垣さんの間の空間でグルーヴィーに不破さんの指揮に合わせサウンド全体を纏め上げる。そして炸裂する太田さんのヴォイス、続くハンドマイクでの Pit Inn 40周年へのお祝いの言葉と会場のお客さんへの感謝の言葉に、会場全体が興奮の坩堝状態、そこに呼応する辰巳さんの高らかなペットの響きに続いて、突き刺すような北さんの Piccolo Tp Solo が音像をキリリと締める、続いて不破さんの指揮で、磯部さん、倉持さん、芳垣さんの３人がアグレッシヴに叩き出して、緊張感を煽り、そこで登場、立花さんのソロ！テクニカル＆エキセントリックなフレージングで突っ走り、リマさん、鬼頭さんがカウンターフレーズを当ててくる、そして独特の存在感で倍音を効かせた循環奏法で低音を響かせる高岡さん、隙を見つけてはファニーフレーズを挿入してくる中島さん、それを柔らかくサポートするようにフレーズで助ける佐藤さん、対抗するように ss と sssyn を持ち替えつつファニーな音を織り込む鈴木さん、行き成り訪れる一瞬の静寂、切り裂くように川口さんのブルース・ハープソロが炸裂！やはり、この山場は川口さん無しでは生まれない。それに触発されるように更にテンションを上げて音を重ねていく、その中、片山さんが他の全員の生み出すサウンドと対峙するような形でソロを取り、一瞬生まれた空間にさっと小森さんが立ち上がりソロを取る！リズム的にもサウンド的にも非常に面白いジプシー色濃いアプローチ、それを察するように巧みに指揮を執り全体サウンドと見事に一体化させる不破さん、素晴らしい演奏でした。続く「仙頭」にて濃縮された演奏を纏め上げ、余韻を残しつつ「ステ吉」にて退場。行き成り最高のオープニングを素晴らしく務め上げて下さいました。

三好 "Sankichi" 功郎スペシャルユニット：
1. Air Chair （三好功郎作曲、三好 ag、約5分）
2. Walking Around The K （三好功郎作曲、三好 Gibson、約14分）
3. New Blues （三好功郎作曲、三好 Gibson、約13分）
4. First Touch （三好功郎作曲、三好 Strat、約9分）
5. ???? （三好功郎作曲、三好 Strat、約17分）

約63分

三好 "Sankichi" 功郎スペシャルユニット・メンバー：
三好 "Sankichi" 功郎(ag,eg)
井上陽介(b)
村田陽一(tb)
原朋直(tp)
仙波清彦(perc)
村上"PONTA"秀一(dr)

-----------仙波

--PONTA----------井上--３吉

---------原--村田

三好 "Sankichi" 功郎スペシャルユニットは、ちょっと三好さんのセッティングに途惑ったらしく、少し押した形で幕開け、初めは三好さんガットギターにて、村田さん＆原さんを除くカルテット編成でスタート、途中から２人が加わる形、演奏される曲はどれも三好さんのコンテンポラリージャズの香り漂うオリジナル曲ばかり、

梅津和時KIKI BAND：
1. Squirrelly Dragon （梅津和時作曲、約8分）
2. Monkey Mash （鬼怒無月作曲、約3分）
3. 発端は破綻（梅津和時作曲、約7分）
4. ビバ中央線ジャズ（鬼怒無月作曲、約5分）
5. ンゴメコンベ（梅津和時作曲、w/t 今堀、約7分）
6. Dressler#36 （早川岳晴作曲、w/t 今堀、約8分）