01/04(水) 黒田・翠川・太田・吉見@大泉学園 inF

01/04(水) 黒田・翠川・太田・吉見@大泉学園 inF に行って来ました。先ずはセットから、

1st Set:
01. 即興1 (約35分)

約41分

2nd Set:
02. 即興2 (約37分)

Encore:
03. 即興3 (約7分)

約51分


Member:
黒田京子(pf,vo,ac)
翠川敬基(vc,vo)
太田惠資(vn,vo,daf,handmike)
吉見征樹(tabla,perc,vo)


本日は大泉学園 in F の年明け第一弾ライブであり、吉見さんの復帰第一戦となるダブルのおめでたい事象が重なったライブ、そして黒田さん、翠川さん、太田さん、吉見さんというこの4人では夢の初組み合わせとなるセッションライブ、勿論足を運びました。客席は当然のことながら早くから埋まり、開演前には補助椅子も動員の満席状態、その中、年初ということ&黒田さんのリクエストで、マスターからのご挨拶によって幕を開く、マスター曰く「皆さん、あけましておめでとうございます。皆様のお陰で昨年来10周年を迎えることが出来ました。こうして足を運んで下さるお客様あっての我々で、とにかく現場が大事です、いみじくも昨年末に太田さんが仰って下さったように、誰のライブに行って、誰のライブに行かなかったからと言って彼我は起きませんので、誰のライブでも結構ですからとにかく現場に足を運んで一期一会のライブを楽しんでいただきたい、今年一年の皆様の御多幸と御健勝をお祈り申し上げ、挨拶に変えさせていただきます、ありがとうございました」、続いて本日も”入り”が最も遅かった太田さん MC によるメンバー紹介、”私が敬愛してやまない日本の代表的な唯一のジャズチェリスト”翠川敬基さん、”紅一点”黒田京子さん、”昨日が誕生日”吉見征樹さん、黒田京子トリオに吉見さんを加えた形ではなく、4人のセッションと言うことで、基本的には即興でやっていきます。空かさず黒田さんから”日本が誇るバイオリニスト”太田惠資さん、1曲目は黒田さんのモチーフから入る形、黒田さん行き成り椅子上に正座して、「1曲謡います、高砂やー♪」と「高砂」から即興演奏に入ります、唄が終わる辺りで翠川さんが「いよー♪」の掛け声と共に演奏で入ってきて、太田さん、吉見さんも空かさず合わせていく、雅楽風な展開から、太田さんが Irish 風フレーズで展開のきっかけを作り、堰を切ったように様々な色合いが飛び出し、4者入り乱れての豊かな音楽空間を作り出し、一瞬のブレイク、静寂な空間の中、吉見さんがタブラで静かにロールを繰り返し、美しきベールを被せるかのようなリリシズム溢れる絶妙のフレーズで黒田さんが被せてくる、そして太田さんと翠川さんのストリングスが、これまた溜息の出るほど美しいユニゾンフレージングでカットイン、そして太田さんの Irish ソロ、呼応するように吉見さんがタブラで太田さんのフレージングに対位して弾き出す、一瞬たりともだれることが無く様々に展開が移り変わってゆく、正に瞬間の芸術ここに極まれりとさえ思える美しき音のたゆたいに、ただただ身と心を委ねつつ楽しんでいる内にあっという間の35分が過ぎ、1部終了。達人達の音の語らい、十分に堪能させていただきました。


また、時間見つけ更新します。


n.p. 黒田京子トリオ「Do you like B ?」