12/28(水) 矢井田瞳@日本武道館

12/28(水) 矢井田瞳日本武道館矢井田瞳 HERE-TODAY LIVE 2005」に行って来ました。まずはセットから、

Opening: テクノ(トランス)調イントロ
01. タイトル不明ギター弾き語り (〜武道館で会えた♪)
02. Chapter02 (5th)
03. 七色ピエロ (5th)
04. Everything Is In Our Mind (1st)
M.C. - Member 紹介 -
05. NOT A PERIOD (5th)
06. 彼女の理由 (5th)
07. 虹のドライブ (3rd)
M.C. 武道館が好き、全ての出会いと別れに感謝、今は離れている人に向けて書いた曲
08. モノクロレター (5th)
09. マーブル色の日 (5th)
M.C. 2005年ライブ納め、シャラポワの話題も半年前、寝ぐせ全部左
10. この恋はしまってしまおう (3rd) ピアノ弾き語り
11. 月を見ていた (5th)
12. 雨と嘘 (5th)
13. Buzzstyle (2nd)
14. 明日からの手紙 (3rd)
M.C. 空、道を思い浮かべて書いた曲、坂本九上を向いて歩こう
15. マワルソラ (5th)
16. アンダンテ (3rd)
17. B'coz I Love You (1st)
18. Dizzy dive (3rd)
19. Look Back Again (2nd)
20. My Sweet Darlin' (1st)
21. ビルを見下ろす屋上で (5th)
22. ゆらゆら (5th)

Encore:
23. Pajama Holiday (5th)
M.C. また、会いましょう!来年もよろしく!
24. Life's Like A Love Song (2nd)
25. 月のなみだ (11th Single C/W )

約136分

Member:
矢井田瞳(vo,gt,etc.)
西川進(gt)
村田昭(key)
松田"FIRE"卓巳(b)
田邊晋一(perc)
臼井かつみ(dr)
鶴谷崇(key)

---------村田-鶴谷---------
-----西川---------松田-----
田邊-------------------臼井
-----------矢井田----------


武道館2日目、今年最後のヤイコのライブ楽しんできました。本日も、これぞロックライブの真髄的な作り、年末の4本のライブの中で一番出来がよく、観客の盛り上がりも最高だった気がします。やはりこのメンツによるサウンド、堪らないですね。セット自体は大阪城ホールの2日目と同様で、10曲目のピアノ(エレピを前面中央に据えて)弾き語りが「この恋はしまってしまおう」になっている形です。本日も武道館独特の音の集まり方(悪く言うと音の篭り方)が、ロックライヴにとって大きな要素となる演奏者と観客の一体感をより一層濃密なものにしてくれた印象です。

ヤイコのギター弾き語りでの導入、やはり効果的に観客をショウに迎え入れる演出となっていました。そして、何度見ても各曲のイメージを元に全て違って作り出されるライティング、見事と言うほか無い完璧な作りでした。特に、「マーブル色の日」の立体的な空間演出ライティングは、まさに芸術そのもの、テクノロジーとアイディアを融合させた作りも素晴らしく、「マワルソラ」の為だけに中央天上に据えられた巨大ミラーボール、「モノクロレター」における背面の格子カーテンの束ね方等、テクノロジーのみに振り回されていないアイディアが光っていました。流れ的にも山になっていた「月を見ていた」から「雨と嘘」は、ライブアレンジも見事でしたし、フレーズ毎に場面展開してゆくライティングの演出は溜め息モノでした。

セットも楽器の持ち替えも、エフェクトの切替(今回はこの踏み変えを大事に考えて、ヤイコは裸足では無く靴を履いています)も徹底的に検討され、リハを積み重ねて練りに練ってきた様子が見て取れます。その意味でもリズムを強調する様に田邊さんと臼井さんを前列で対峙させた形についても実際に音を作っていく中で、完成してきた音がリズムを重視したものになった為、それを視覚的にアピールすることを目的として考えられたものと思われます。村田さんの作り出すホイッスル音と臼井さんのバスドラによるボーランを意識した音でアレンジされた「NOT A PERIOD」、ヤイコのピアノ弾き語りによる「この恋はしまってしまおう」、ファイヤーの思いっきり歪ませ、かつグリスとチョーキングをかませまくったベースが特徴的なゴシック調の「月を見ていた」、ヘヴィチェンバー色豊かな名演奏に仕上がっている「雨と嘘」、ダルブッカを使ってアラブ風アレンジを施した「明日からの手紙」、本日も素晴らしく映えてました。


また時間見つけて更新します。


n.p. 矢井田瞳「Here today - gone tomorrow」