08/07(日) 高円寺百景@初台The Doors

08/07(日) 高円寺百景初台The Doorsに行って来ました。セットは以下、

1st Set:
01. QUIDOM (吉田達也作曲、2nd収録)
02. VISSQAUELL (吉田達也作曲、3rd収録)
03. BECTTEM POLT (吉田達也作曲、3rd収録)
04. AVEDUMMA(1st) 〜 RISSENDDO RRAIMB(2nd) 〜 GREMBO ZAVIA(2nd) (吉田達也作曲)
05. NIVRAYM (吉田達也作曲、3rd収録)
06. ARAMIDDA HORVA (吉田達也作曲、2nd収録)
07. SUNNA ZARIOKI (吉田達也作曲、1st収録)

約49分

2nd Set:
08. ANGHERR SHISSPA (吉田達也作曲、4th収録)
09. QUIVEM VRASTORR (吉田達也作曲、4th収録)
10. RATTIMS FRIEZZ (坂元健吾作曲、4th収録)
11. GRAHBEM JORGAZZ (金沢美也子作曲、4th収録)
12. FETTIM PAILLU (吉田達也作曲、小森 ss -> cl -> ss、4th収録)
13. MIBINGVAHRE (坂元健吾作曲、4th収録)
14. TZIIDALL RASZHISST (吉田達也作曲、4th収録)
15. WAMMILICA IFFIROM (吉田達也作曲、4th収録)

Encore:
16. PAMILLAZE (吉田達也作曲、2nd収録)

約66分

高円寺百景 Member
吉田達也: dr, vo
坂元健吾: b, vo
山本響子: vo
金沢美也子: Key, vo
小森慶子: ss, cl


待ちに待った高円寺百景の 4th レコ発ライブ!勿論行ってきました、新メンバー構成による初のワンマンは、1st Set が、1st から 3rd の曲で、2nd Set にて 4th 全曲を演奏するという形となりました。会場は満員御礼、Doors のイスを完全に取り払い、立ち見で後方まで埋まっていた感じですので、200以上は軽く入っていたのではないでしょうか(実数は180人だったそうです)、そこに 4th 30枚ではまるで限定発売です、勿論開演前に完売してしまい、多くのファンは入手できなかったようです。是巨人東北ツアーに続いて(ツアー途中に「ISOTOPE」が売り切れ、ツアー後半は新譜物販無しでした)、またもや吉田さんがやってしまったようですね。「アーティストというものは商売が下手ですから、仕方ないですね」( By 鬼怒無月さん)の言葉が思い起こされます。しかし、本編はもう素晴らしい以外の何物でもなく、1st Set の新メンバー用のアレンジも完璧(Double Key のレイヤー構成で重音圧を Key と ss とのコール&レスポンスに変えたり、随所に唸らせる部分多し)、そのアレンジに応えたメンバーの皆さんの個性豊かながら、常に重層的なバンドサウンドを意識しているかのような見事なオーケストレーション、音像の美しさは溜息モノ、しかし、それでいながら激しい律動を内包する凄まじいばかりのバンドグループは、人間本姓としてのプリミティヴな原初精神に働きかけ、変拍子主体でありながらも、全くそれを感じさせず思わず腰でリズムを取ってしまうようなダンスミュージック、この2律背反的な音楽要素が見事なまでに同時にこのライブ空間に具現化されている。もう言葉も無い素晴らしいこの音楽に身を委ね、心と身体で音楽そのものを十二分に楽しんできました。もうすっかり、百景無しでは生きていけない人間となりそうで、この魅力に病み付きです。

まず、ライブ冒頭を飾る曲は「QUIDOM」、2nd収録の曲らしいのですが、個人的に最近は幻となってしまっている 2nd を有していないので、新鮮です。山本さんのソプラノボイスに導かれるように演奏が始まり、フリーキーな ss と金澤さんの絶叫でブレイクを繰り返しつつ、ソプラノボイス主体に戻り、再びブレイクして激しい展開へ、1発目からかなりのインパクトを提示しつつ、そのまま「VISSQAUELL」へ繋ぎ、怒涛の展開となりつつも、ss が全体演奏を導き、Key & Voice とコールアンドレスポンスをするように僚間を活かしたアレンジで、間奏部のジャジーなこの編成ならではの絶妙な展開を導き出す。続いては「BECTTEM POLT」、やはり ss と他の演奏パートのとの対峙やソプラノボイスと ss のユニゾンが絶妙にマッチして、この編成ならではの音圧頼りではないダイナミズムを実現し、よりドラムス&ベースの疾走感とエレピの美しきフレージングを引き立たせて、艶やかな色気を楽曲に加味した演奏に仕上がっている。ここで、坂元さんの報告タイム!4年前に沖縄に住所を移していたが、この度東京に帰ってきて、冬に帰って来ていたが、沖縄肌になってしまっていたため辛かったが暖かくなり、活発に活動を始めるとのこと、嬉しい報告です。続いてはメドレー、明るい民族音楽風なリフレイン「AVEDUMMA」から突然の激しい「RISSENDDO RRAIMB」へ繋ぎ、ボイスと ss の対位が見事、「GREMBO ZAVIA」へは山本さんの艶やかなソプラノボイスで繋ぎ、デクレッシェンドからクレッシェンドの美味しい展開でメドレーを閉める、見事なアレンジで大曲同士を絶妙に繋ぎ纏め上げる。空かさず、ドラムのイントロに警鐘のような Key を被せ、グルーヴィなベースランニングを加えて 3rd のタイトル曲「NIVRAYM」へ、


具体的な中身は、また更新します。


n.p. 高円寺百景「Live At Star Pine's Cafe」DVD