06/20(日)大沼・小森デュオ@新宿ナマステ(ゴールデン街)

06/20(日)大沼・小森デュオ@新宿ナマステ(ゴールデン街)に行ってきました。セットは以下、

1st Set:
1. 即興1(約20分:小森 ss -> as )
2. 即興2(約15分:小森 cl )
3. 即興3(約15分:小森 as )

約50分

2nd Set:
4. 即興4(約35分:小森 ss -> as )
5. 即興5(約15分:小森 as )

約50分


大沼志朗(dr)&小森慶子(ss, as, cl)デュオ、このお二人の組み合わせ、前回が余りにも素晴らしくて、吉祥寺から新宿へのハシゴで参戦しました!結果は、大正解!凄まじい火花散るデュオで、聴きながら一瞬「ここは、Nitting Factory ? 」と思ってしまう程の刺激的なサウンドの数々、この日の大沼さんのプレーは、渋さや大沼トリオ等も含めて、私が見て来た大沼さんの数々のライブの中で間違い無くベストプレーだったと思います。こんな素晴らしいプレーをして下さった大沼さんご本人は勿論、それを引き出して下さった小森さんには、心より感謝申し上げます。そんな素晴らしいライブは、1曲目から既にその片鱗を伺わせていました。大沼さんの叩き出す一音一音が刺激的で、心を打つのです、それはまるで、Charles Hayward の叩き出す音のように、心を捉えて放さないのです。10分を経過して間もなく、展開上、曲の終わりが見えてきたのですが、大沼さんのドラムは止まりません!まるで、噴き出す情熱を止められないかの如くリズムを刻み続けます。勿論、小森さんもそれに反応し、ss から as に持ち替え、よりエキセントリックに曲を繋いでいきます。結局、20分に渡っての刺激的な即興となりました。その後も圧巻の即興演奏が続きます。大沼さんのドラミングは、シンプルなセットながらまさに鬼神の如き怒涛のロールとマグマが噴出するかのようなブラストを刻みます。そこに、フリーキーに、すっかりブレスを忘れたかのように怒涛のフレーズ、パッセージで煽り続ける小森さん、凄まじ過ぎる演奏が爆発しっぱなし!当然2部も1部と同等以上のテンションによる即興演奏、行き成り2部1曲目から35分を超える演奏で、演奏後、小森さんが「死兆星が見える」と仰ってましたが、本当にシャレになってません!お二人の演奏は、余りにも凄まじ過ぎて、このまま演奏中に2人で天国に行ってしまうのではないかと本気で心配してしまいました。最後の演奏では、この日の大沼さんの凄まじいドラミングを象徴するかのようにブラシが破壊、バラバラに吹っ飛んでしまいました。この日の素晴らしい演奏にはナマステの名物ママ、ミイコさんも大絶賛でした。この2人のデュオ、今後とも目が離せません!ご興味の向きは、是非とも機会を見つけてライブに足を運んでみて下さいませ。


n.p. Altered States「4」