02/13(金)KBBメキシコ遠征壮行会ライブ@シルエレ

02/13(金)KBBメキシコ遠征壮行会ライブ@シルエレに行って来ました。2部、アンコール含めて2時間の熱いライブ、この調子で Baja Prog 2004 でも頑張ってきてくれる事でしょう!先ずはセットリストから、

  • 1st Set:

1. Violin Solo 〜 Kraken's Brain is Blasting (2nd)
2. 果てなき衝動 (1st)
3. Episode (未発表曲)
4. 夜泣きバスターズ (新曲:Dani)
5. Catastrophe (1st)

  • 2nd Set:

6. I am not here (2nd)
7. Backside Edge (2nd)
8. Discontinious Spiral (2nd)
9. 白虹 (2nd)

  • Encore:

10. 熱砂の記憶 (1st)


と言ったような感じで、 2nd からの「滅びの川」がセットから抜け、遂に A-Violin 演奏が無くなってしまいました。壷井さんは、1st の頃に弾いていた Guitar も弾かなくなり、A-Violin も弾かなくなり、次はいよいよ司会に専念するのでしょうか?気になるところです。と言う冗談はさて置き、E-Violin に専念したこともあってか、壷井さんはいつもにも増して激しく、美しく、起伏ある演奏を魅せてくれました。そして、Baja Prog 2004 を目の前にして、確実にバンドとしてもレベルアップしている印象を強く感じましたね。1部の始まりは、壷井さんのソロから、リレーとエフェクトを効果的に使いつつ、超絶技巧フレーズを絡め、壷井さんならではのソロを作り上げます。コーダに近づく辺りで、他のメンバーの皆さんが出てきて位置につき、サスティーンの効いたフレーズを合図に「Kraken's Brain is Blasting」へ、ソロから続くこの1曲目から、壷井さん弾きまくりで、メンバー各々のインプロを絡ませつつ、行き成りバンドとしての成長とそのタイトさを見せ付けるかのような展開、素晴らしいですね。この状態であれば、いつ世界の Prog Freaks 達に聴いてもらっても問題無い感じです。曲が終わると、観客の拍手を待たずに空かさず「果てなき衝動」へ、レコ発での2部オープニング2曲の流れをそのまま持ってきた感じで、つなぎも含め、今後もこの2曲の流れは観客の心をガッチリと掴む、良い取っ掛かりとなりそうです。続く曲は、アルバム未収録の「Episode」、オープニングの高橋さんのアコースティック・ピアノをプロローグとしつつ、壷井さんの Violin が妖しく絡んでいき、ドラムとベースを呼び込む、スリリングな曲ですね、音源化、待ち遠しいです。4曲目前の MC では、壷井さんの Dani さんイジリが炸裂! Dani さんの御子さんが先日誕生されたようで、「夜泣きバスターズ」は勝手に壷井さんがつけたタイトルのらしいです。「子育てブルース」−>「子宝ブルース」を経て「夜泣きバスターズ」となったそうで(^^); 流石、Dani さんが作曲されただけあって、随所でベースのフレーズが美しく曲を導きます。ヴァイオリンとベースのユニゾン、アコースティック・ピアノとベースのユニゾンが楽曲にアクセントをもたらし、間奏のベースソロが曲想をまとめます、良い曲です。そして、1部の最後は「Catastrophe」、レコ発では1部のオープニングに持ってきた曲ですが、やはり良い曲ですね、今回のアレンジと、メンバー個々のインプロは、そんな良い曲に新たな息吹を吹き込んだ感じで、新鮮ささえ感じてしまいました。休憩を挟み、2部は「I am not here」で幕を開けます。 era ファンには「Seventeen」としてお馴染みのこの曲ですが、やはりこの編成での演奏が個人的には曲想に合っている気がしますね。狂気を孕み、4ビートパートを含んでアバンギャルドに疾走するこの曲は、壷井さんの普段隠し、内包している”狂気”が噴出している曲でもあり、Pochakaite Malko での壷井さんの演奏を彷彿とさせます。そして「Backside Edge」へ、壷井さんが MC で踊れるとか言ったり、手拍子を求める時は、まず間違い無く変拍子の曲なのですが、この曲の前の MC でもそう言ってました(^^); 勿論、7拍子です、この曲。ライブもいよいよ架橋へ、続く曲は、2nd のオープニングを飾る「Discontinious Spiral」、変拍子で疾走する壷井さんのアイリッシュ・フレーズが堪らないこの曲ですが、やはりライブ映えしますね!最後のリフレインするユニゾンなんか、ホント、堪りませんねぇ、この曲もポチャでの壷井さんを彷彿とさせますね。そして、本編最後はもうこの位置が定位置の感さえ漂う「白虹」、高橋さんの美しいピアノ、ビブラートを効かせた Dani さんのベース、壷井さんの柔らかなヴァイオリンの3本の川が、美しい光を放ちながら、絡み合い、お互いに反射し合いながら、壮大なる音像を作り上げます、エンディングに相応しい素晴らしい曲です。そして、この日のアンコール曲は「熱砂の記憶」、やはりこの曲も素晴らしい!ホント、壷井さん、良い曲書きます。プログレ界の貴公子と鬼怒さんに目を付けられる素晴らしき才能です!この調子で、世界のプログレ・フリークスに「日本に KBB あり!」を示していただきたいところですね。


n.p. AUSIA「kasa kasa」
(壷井さんファンな訳では無いですが 2 Days 行きます(^^);)