03/23(日) 深水・吉田・壷井/梅津和時 KIKI BAND

03/23(日) 深水郁・吉田隆一・壷井彰久@青山月光茶房 に行って来ました。セットは以下、

1st Set:
01. 即興1 〜 (お題:プテラノドン
02. 〜 みたされてゆく (深水郁作詞・作曲、約24分)
03. かりんとうの歌 (深水郁作詞・作曲、約5分)
04. 即興2 (お題:琵琶湖の歌、約7分)

約45分

2nd Set:
05. コイゴコロ (深水郁作詞・作曲、約5分)
06. 即興3 (お題:バラ、約7分)
07. 初蝶の一夜寝にけり犬の椀 (深水郁作詞・作曲、約4分)
08. まよい道 (深水郁作詞・作曲、約4分)
09. magmaの歌 (深水郁作詞・作曲、吉田 vo、約1分)
10. 歌のまぼろし燃やし燃やし 〜 (深水郁作詞・作曲、吉田 bs )
11. 〜 魚(さかな)の話なんかやめて (深水郁作詞・作曲、吉田 vo、約9分)

約50分

Member:
深水郁(vo,key)
吉田隆一(bs,vo)
壷井彰久(vn)



深水郁さん、以前から気になっていたのですが、なかなかライヴに足を運ぶ機会がなく(東京公演自体少ないですしね)、今回ようやくそのライヴに触れる機会を得ました、しかも吉田隆一さんと壷井彰久さんという、それは反則!的サポート付き、聴く方は嬉しい限りですが(笑)、先日の深水郁 with tea-pool + 1@公園通りクラシックスは、また豪華絢爛メンバーでそちらにも勿論足を運びたかったのですが、今回はこちらのみとなりました。

結果凄く良かったです、独特の郁ワールドをその絵画でも、音楽でも表現していらっしゃいますね、恐ろしく現実社会とはかけ離れた内的世界を描いていらっしゃるのですが、それがスッキリとしていて潔い、綺麗な世界なのですが、耽美的ではない、ある一定の距離感を持ってそばに寄り添いたいほんのりとした温かみとキリリとしたクールビューティが同時に内包されているように感じました。その世界を彼女が自由に描き、それを最強コンビが素晴らしい即興演奏で支える、とっても贅沢ながら、後味を引き摺らないスッキリした素晴らしいライヴ、堪能させていただきました。


何とそれ程間をおかず、深水さんまた関東にも来て下さるようです、それも羽野昌二さんとのデュオCDのレコ発ライヴって、これまた凄そうですね!月光茶房さんでの個展も29日まで開催されていますので、興味と機会をお持ちの方は是非足を運んでみて下さいませ。


◆4月3日(木)吉祥寺 マンダラ2 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-8-6 tel 0422-42-1579
         18:30open 19:00start  予約¥2500 当日¥3000
         出演:エスノイズアーケストラ/マーブルシープ/くうた&羽野DUO/羽野&深水DUO

◆4月5日(土)千葉(稲毛)Candy  千葉市稲毛区稲毛東3−10−12 tel 043-246-7726
         19:00open 19:30start 予約¥2500 当日¥2800(1drink付)



続いて新宿へ、



03/23(日) 梅津和時 KIKI BAND新宿 Pit Inn に行って来ました。セットは以下、

1st Set:
01. Outer Stopper (早川岳晴作曲、梅津 as、鬼怒 eg、約8分)
02. Harpy (梅津和時作曲、梅津 as、鬼怒 eg、約11分)
03. Rumba Del Acantilado (早川岳晴作曲、仮タイトル:タケハルンバ、梅津 as、鬼怒 eg、約11分)
04. Dogged Dog - 不屈の犬 - (梅津和時作曲、梅津 as、鬼怒 eg、約10分)
05. We have no Banana!! (鬼怒無月作曲、仮タイトル:ゴリラジラ、梅津 as、鬼怒 eg、約5分)

約53分

2nd Set:
06. Hot AX (鬼怒無月作曲、梅津 as、鬼怒 eg、約14分)
07. Dressler#36 (早川岳晴作曲、梅津 as、鬼怒 eg、約10分)
08. Nowhere House (梅津和時作曲、梅津 cl、鬼怒 ag、約11分)
09. Afirah Majimn (早川岳晴作曲、梅津 as、鬼怒 eg、約15分)
10. Black Jack ( By Joe Trump、梅津 as、鬼怒 eg、約10分)

Encore:
11. Viva Chuo-Line Jazz - ビバ中央線ジャズ - (鬼怒無月作曲、梅津 as、鬼怒 eg+slide、約6分)

約66分

梅津和時 KIKI BAND Member:
梅津和時(as,cl)
早川岳晴(b)
鬼怒無月(g)
( eg は Vanzandt Stratcaster Purple KIDO Signature Model、ag はガットギター)
Joe Trump(ds)



梅津和時 KIKI BAND ツアー最終日@新宿 Pit Inn、男くさい骨太のジャズロック、楽曲自体は昨年夏の@六本木 STB139 と変わらないですが、昨年のヨーロッパツアーと今回の日本ツアーを経て、もうこれ以上ないという程に力強さを増しつつも、同時に細かいところのアンサンブルが更に緻密さを増して最早銀河系最強説さえも浮上する程に音楽的強さを得ている印象です。

スネアが破れるトラブルは、初めて見た訳ではないですが、これほど当たり前に予備のスネアが準備されており、当たり前にスネア交換し、当たり前にバンマスが MC で繋いでいる様子を見るにつけ、このバンドの恐ろしい迄の音楽的、人間的力強さが垣間見えました。この人達、銃で撃たれてもそのまま演奏を続けるんじゃないと本気で思ってしまいます。

暫くツアー等はないそうですが、昨年の@六本木 STB139と昨晩の@新宿 Pit Inn のライヴ映像で DVD を出すそうですので、先ずはこちらが楽しみですね。その上で、次回の来日公演(バンマス曰く外タレとのこと)、期待しております。



n.p. 梅津和時 KIKI BAND「Demagogue」