05/06(土) oak/SOH BAND@吉祥寺 MANDALA-2

05/06(土) oak/SOH BAND@吉祥寺 MANDALA-2 に行って来ました。セットは以下、

oak Member:
三浦薫(prog,b)
平井直樹(dr)

01. seventeen-seventeen, near, R#20040418, eighteen, 他等を繋いで約44分間演奏

約44分


SOH BAND のオフィシャルサイトにて、”SOH BAND メンバーお墨付き!”と有ったので、期待しつつ聴いてみましたところ、期待以上でした!各曲の繋ぎもよく、SE も巧く使いつつ、コンセプチュアルな形で纏め上げた感じ、まだデモCD-R1枚とは思えないライヴパフォーマンスで、今後の活動には大きく期待してしまいます。ROVO の方向性をよりシンプルにしたイメージもあり、曲調の明るさ、コンセプチュアルなまとめ方から conti も思い起こさせてくれます。



SOH BAND Member:
増田隆一(gt)
田中邦和(ts)
渡部チェル(key)
清水玲(b)
佐藤潤一(dr)
宗修司(compose)

01. Beyond Beyond (宗修司作曲、約8分)
02. Boys, Be Dangerous (宗修司作曲、約10分)
03. 想い出にサヨナラ (宗修司作曲、約12分)
04. セクシャル・ハラスメント No.1 (宗修司作曲、約14分)
05. 弱虫がいっぱい (宗修司作曲、約11分)
06. 暴れん坊内閣 (宗修司作曲、約13分)

Encore:
07. ブラックアウトよこんにちは (宗修司作曲、約9分)

約81分


個人的には久々の SOH BAND ライヴ!前回観てから1年が過ぎてしまっていたりします。田中さんの黒テナー、今日も光っていました。前任者の竹内さんが '99年に SOH BAND を脱退後、めっきりアグレッシヴな方向性を失った感を個人的には抱いていますので、逆に Sembello ですっかり売れっ子状態にある田中さんが、SOH BAND において、そのアグレッシヴさやテンションを全く落とす事無く、むしろ年々凄みを増している現状を目の当たりにするに付け、今や田中邦和さんの時代なのだなと実感せざるを得ません。渡部チェルさんもお仕事方面では相変わらず大人気で、その音数や仕込みの報われなさを思うと、SOH BAND の活動を続けて下さることには深い感謝の思いが拭えません。増田さんのキレまくったフリーキーな演奏も、新生 HAYAKAWA では聴くことが出来ないことを思うと、この SOH BAND の演奏機会の価値は一層高まりますし、世界のプログレフュージョン界の中でも間違いなく最高峰のレベルに位置する佐藤潤一&清水玲のリズム隊、これが堪能できるのも SOH BAND ならでは。しかしまあ、これだけの裏の仕事師的なメンバーがよく揃ったものです、流石は天才音楽家、宗修司と改めて今は亡きバンマスの視点が時代を超えてぶっ飛んでいたかを思い知らされます。今年の9月で5周忌ですね、これだけのメンバーが揃って、初めて楽想に思いを巡らせることが出来る深い表現を有した楽曲の素晴らしさ、聴く度に深く実感させていただいたおります。本日も唖然、空前、阿鼻叫喚の超絶演奏天国、思いっきり堪能させていただきました。圧巻は、「暴れん坊内閣」におけるリズム隊の掛け合いとリズム隊それぞれのソロ、このリズム隊に比肩し得るのは、世界広しと言えど、Steve Morse Band の Dave LaRue & Van Romaine だけと言うのが個人的な思いですね、本当に素晴らしい圧巻の演奏でした。アンコール含み息をもつかせぬ怒涛の81分、心行くまで堪能させていただきました。恐らく、本日のライヴにいらっしゃって下さった宗さんの魂も思い切り楽しんで喜んで下さったことでしょう!素晴らしい数々の楽曲と、このバンドを世界に残して下さった宗さんには、改めて感謝の意を捧げたいと思います、ありがとうございます。


n.p. SOH BAND「A Whole Lotta Crybabes」