2005-08-13

08/13（土）是巨人・一噌幸弘+捜血鬼＠新宿 Antiknock に行ってきました。セットは以下、

一噌幸弘+捜血鬼(ex. 凶音)：
01. ふきあげ、ふきかえし（約6分）
02. ？？？（約5分）
03. いざなひ（約6分）
04. 高砂（約10分）
05. 岩（約4分）
06. 槍〜落石覚悟（約9分）

約45分

是巨人：
01. Hush 〜 You Know What You Like （吉田達也作曲、約7分）
02. Arabesque （吉田達也作曲、約6分）
03. 4 Holes In The Sky （吉田達也作曲、約4分）
04. Freestone （吉田達也作曲、約6分）
05. Quicksilver （吉田達也作曲、約5分）
06. She Came Burning （吉田達也作曲、約5分）
07. Doldrums （吉田達也作曲、約7分）
08. Jakson （吉田達也作曲、約7分）
09. Isotope （吉田達也作曲、約5分）

Encore:
10. Betwixt （吉田達也作曲、約6分）

約62分

ちょっと仕事があって、この前に出ていた Merzbow, Gallhammer は間に合いませんでしたが、非常に楽しみだった一噌幸弘+捜血鬼の１曲目の途中から聴くことができました。実は、凶音は好きで黄泉槌さんの体調不良による活動休止は寂しいものがありましたが、捜血鬼として活動再開し、その上、能楽界のジミヘンとも言える天才にして革命家、Across The Border は正にこの人の為にある言葉とも言える一噌幸弘さんを加えた形でのライブ、凶音の掲示板でも黄泉槌さんがしっかりと見逃すと後悔すると書いてましたしね。黄泉メタルと一噌さんの出会いは途轍もなく素晴らしく、能管、篠笛、田楽笛、角笛等、展開に合わせ吹き捲ってまして、一噌さん全開です！しかも、この日は一噌さんの MC なし！素晴らしい時間を堪能してきました。

そして、トリは勿論、是巨人！メンバーは、RUINS, 高円寺百景, 大文字, Samla Mammas Manna 等を出すまでも無くグローバルに大活躍する世紀の変拍子ドラマー、吉田達也(dr)をリーダーとし、Bondage Fruit, Coil, Warehouse 等で多岐に渡る表現領域を現在進行形で拡張し続ける奇才ギタリスト、鬼怒無月(g), Altered States, 大文字等で唯一無二の複雑怪奇なファンキーベースを奏でまくっているナスノミツル(b)の３人によるロック・インストゥルメンタル超絶変拍子トリオ、元々は名前の由来である This Heat + Gentle Giant をベースに、そこに即興的要素を盛り込むバンドでしたが、続けていく中で、ポリリズミックなアンサンブルの要素が極致の如く複雑迷宮化され、即興的要素がそこ彼処に顔を出しまくる怪物バンド化してきています。昨年の 2nd に続いて、久しく待望されていた Live Album「Isotope」を引っさげた東北ツアーは大好評で幕を閉じそのテンションを維持した状態での本日のライブ、勿論、本日も変拍子の極致を堪能させていただきました。

取り合えずここまで上げておき、また時間を見つけて更新します。

n.p. 凶音「Mortes Saltantes」